6月7日(木)19時開演
サントリーホール (C席 2階 P2-33)
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
Mendelssohn: Violin Concerto in E minor, Op. 64
ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
Bruckner: Symphony No. 8 in C minor
==========================================
ヒラリー・ハーンに会えるのを楽しみにしていました。
こんなの持っています(笑)
コルンゴールドとショスタコーヴィチのVn協奏曲。
そして今夜メンデルスゾーン。名曲すぎて難しい曲だと思います。
パーヴォの指揮は昨年11月に諏訪内さん、パリ管で聴いています。
なかなか良い演奏だった筈ですが細かい事は覚えていません。
今夜のヒラリーさん、冒頭からじっくり入ってとても良かった。
1楽章の終盤は思いっきりテンポを上げてかなりスリリング。
メンコンが新鮮に聞こえました。2楽章、3楽章は彼女ならできるなあと
言うレベル。彼女の演奏、CDで聴いてもあまり感動しないのですね。
今夜もあと一歩で感動までは到達しなかった。アンコールのバッハは
無伴奏2番からグラーヴェとアレグロ。これは柔らかい音色と抜群の
テクニックで魅了されました。彼女のバッハのCDが欲しくなりました。
後半のブルックナーの8番は昨晩のマーラーより良かったです。
パーヴォの真面目で几帳面なところがブルックナーの方が相性が
良いのかなと思えました。
シンシナティ、パリ管、フランクフルト管でパーヴォの演奏を聴いてみて
(間違っているかもしれませんが)オケの音に色彩が無いです。
それなのでパーヴォはマーラーやブルックナーよりもベートーヴェン、
シューマンなどカチッと決まる曲の方があっているように感じました。
それからシベリウスを聴きたい。
昨晩はステージから遙か遠い席、今夜はホルンの後ろのかぶりつき。
やっぱりかぶりつき席でオケの音を浴びながら楽しむのが一番です。