こたの音楽三昧

2011年10月28日(金)19:00開演(18:20開場)

ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 op. 130

           「大フーガ付」
シューマン  : ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op. 44

ピアノ    : 内田光子
弦楽四重奏:ハーゲン・クァルテット
ヴァイオリン:ルーカス・ハーゲン
ヴァイオリン:ライナー・シュミット
ヴィオラ: ヴェロニカ・ハーゲン
チェロ: クレメンス・ハーゲン

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久しぶりの室内楽の演奏会だったので朝から待ち遠しい

気持ちで一杯でした。とても素晴らしい演奏会でした。


ベートーヴェンで気がついたのは弦楽四重奏の世界が

昔と違ってしまったと言うこと。ブタペスト、ジュリアード、

スメタナなど昔のカルテットで育った自分にとっては

アルバン・ベルグ・カルテットですら違う世代だったの

ですが、もっと新しくなっていました。新鮮でした。


ベートーヴェンの5楽章カヴァティーナから大フーガにかけて

息をつかせないほどの名演。シューマンもピアノと

弦のバランスがとても良かったです。一体感を持って

聞こえてきました。この曲は名曲ですが、外面的で

派手な曲と意味で独特の臭みがあると思います。

今夜の演奏を聴いてもこれは変わりませんでした。


アンコールでブラームスの五重奏曲から2楽章を演奏して

くれました。このブラームスは曲が良いこともあって大名演。

明日、全曲を演奏する予定です。残念ながら予定があって

行けませんが こちらを選んだ方が良かったと思いました。


サントリーホールでの初めての室内楽コンサート。

1階の後ろの席で聴きましたが、室内楽は前の方で聴くべきと

痛感しました。次回からはもっと前の席を取ろうと思います。