ブラームスのピアノ協奏曲1番はとても好きな曲です。
最近はブレンデルがデーヴィスと組んだ1985年の
ライブ録音をとても気に入っています。録音も良いし
熱気の籠もったブラームスがぎっちり詰まった演奏。
ブレンデルには同じ頃、アバド、ベルリンフィルと
同じ曲をセッション録音しています。
デーヴィスとの録音の方が新しいと思っていましたが
こちらは1986年の録音と記録されています。
ブレンデルはデーヴィスとの録音の方がオケとの
バランスが良いので気に入っているとコメントしていると
言う記事を読んだことがあるのでこちらも聴いてみました。
デーヴィスとの演奏に比べるとオケがすっきりした録音に
聞こえますがブレンデルの言うようなバランスがおかしい
ようには聞こえませんでした。アバドの微妙なテンポルパート
等ありますが、演奏そのものとしては大きな違いは無いと
思います。デーヴィス盤の方がライブの熱気が感じられる
分、自分の好みかなと思いました。
このアバドのLPがなかなか見つからず、ウロウロしている
時にイッセルシュテット、コンセルトヘボウと録音した
LPを発見しました。
終了、二日後の28日にイッセルシュテットが
亡くなったと記載されています。
ブレンデルの演奏はこの頃から変わっていない
とあらためて感じました。イッセルシュテットと
コンセルトヘボウの演奏も充実した演奏。
持っていたことを忘れていたのは情けないですが
これも名演です。
今回、聞き比べて自分の好みはデーヴィス盤、
イッセルシュテット盤、アバド盤の順位でした。