Gaucheさんにご紹介いただいたマズア LGOの
ブラームス全集です。ようやく1番を聴き通しました。
SACD効果もありとても伸びやかですっきりした
サウンドが響き渡ります。テンポもオーソドックスで
安心して聴き通すことが出来ました。
特別なことをしないで譜面に書かれていることを
きちんと演奏すると言う感じでしょうか。
それでいて無味乾燥な演奏ではありません。
セッション録音だと思いますが、熱気も感じられます。
意外だったのはゲバントハウス管の音が自分でイメージした
ドイツのローカルな響きとは違う事でした。他の演奏と
比べてみたくなりました。それで取り出したのがケンペ
ミュンヘンフィルのXRCD盤です。
でも、ここで大チョンボ!CDを取り出して4楽章を
比較しようとしましたが、聞こえてきた音楽は4番!
1番のつもりで4番をセットしていました(笑)。
せっかくなのでこの4番を1楽章から聴き始めました。
素晴らしい演奏ですね。今でも十分に通用する
第一級のブラームスでした。以前聴いたときは
あまり印象に残らなかったのですが、先日
エソテリックの「グレート」を聴いてからケンペに
対する印象が変わっています。このブラームスも
緩急自在の熱い演奏でした。何となく垢抜けない
面白みのないと言うイメージでケンペを見ていた
のですが、誤りだったと最近感じ始めています。