6/26夜のN響アワーと昨日の早朝特選オーケストラ・
ライブでN響の1700回定期公演(5/7)から「英雄の生涯」を
2回見る機会がありました。
ライナー・キュッヒルさんをコンマスにしてなかなか良い
演奏会だったと思います。指揮者の尾高さんがとても緊張して
おられるご様子、演奏終了後のホッとした仕草を見ていると
普段あまり好きではない尾高さんに親しみを覚えました
(尾高さんの演奏云々と言うよりも指揮の姿が好みでは無いと
言う乱暴な好き嫌いですので尾高ファンの方、お見逃しください)。
キュッヒルさんのソロ、もっとサラッと言う演奏を予想していたので
出だしから一音一音念押しをしながら弾く動作に驚かされました。
ウィーンフィルで演奏する時も今回のような弾き方をされるのでしょうか。
2ndのトップは結構、キュッヒルさんを見ながら演奏していましたが
チェロはマイペースのように感じられ面白かったです。1950年生まれ
との事なのであと数年でウィーンフィルを引退されると思いますが
また一人名物男がいなくなるのは寂しいです。
「英雄の生涯」を聴きたくなりカラヤン ベルリンフィルのEMI盤を
取り出して聴きました。ミッシェル・シュバルベの独奏。こちらの方が
サラッとした弾き方です。録音もそれ程ソロVnをクローズアップして
いない (N響のライブは意外にキュッヒルのVnをオンで録音して
いたように感じました)。カラヤン指揮のもとベルリンフィルのゴージャスな
サウンドの洪水にすっかり溺れました。「英雄の生涯」はこうでなくっちゃ、、、