モーツアルトのディベルティメントを聴き終えた後、
それだけではモノ足りなくなり、かと言って長い曲は
つらいので、取り出したのがノリントン指揮によるブラームス1番。
SACDのブラームス:交響曲全集を中古で見つけ手に入れたもの。
3枚で\2,100と割安にもかかわらず長い間売れずにあったので
怖いもの見たさで購入してしまったもの。
ノリントンは第九とかイドメネオを見聞きした程度でセンセーショナルな
話題先行でそれ程聴いていない。
出だしがあっさりと速いスピードで始まった時はノリントン節の始まりかと
思ったがその後はどの楽章もまともでいささか拍子抜け。2楽章のVn
ソロもヴィブラートをかけているし、テンポが速めだが普通のブラームス。
テンポの揺れや音の強弱に時々独自の解釈が聞こえるが、真っ当な
ドイツ風の演奏と感じられた。他の曲ではどうなのだろう。