昼食後、TVのスイッチを入れるとどこかで
聞いたような声が聞こえてきた。思わず画面を見ると
ベーム夫妻のインタビュー風景。昨晩、芸術劇場を
見た衛星第2チャンネルでベームの1975年東京公演の
ブラームス1番が丁度始まるところでタイミング良く
全曲を見ることが出来た。
以前、DVDでも発売されていた演奏だったが懐かしかった。
前半は気が散って居眠りなどをしたが2楽章のヘッツエルさんの
ソロあたりから気合いが入って食い入るように見てしまう。
これはやはり名演だと思います。気合いの入り方が違う。
思わず会場の観客と一緒になったような気分。Wphも
チェロのシャイワインさん、フルートのトリップさん、クラの
プリンツさんなど昔覚えたメンバーがたくさんいたので懐かしかった。
コンマスサブのキュッヘルさんが微笑んでいるのが印象的。
今はニコリともしないのに、、
番組終了後、DVDを取り出してまた、ベト7を見る。朝見た小澤さんとは
全く違う伝統にどっしりという演奏。昔から聴き込んでいるのはこちらの
ような演奏方法だなあと思ってしまう。終わってからの観客の熱狂が
微笑ましい。ベームは人気が全くなくなったがもっと認識されても
良い人だと思えてならない。
DVDの画像は今日の放映より遙かに劣る映像。TVはディジタル処理を
したものらしく綺麗だった。