こたの音楽三昧

第705回都響定期演奏会Bシリーズ

エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 作品85
ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」

  指揮:ベルンハルト・クレー
  チェロ: ボリス・アンドリアノフ


2階 RC6-2 (マイチョイスS席 \5,200)


期待して行ったコンサート。残念ながら自分には良くなかった。

エルガーの独奏のアドれリアノフは1979年生まれのロシア人。

テクニックもあり上手かったが曲が面白くない。CDでデュ・プレの

新旧録音とか先日のバレンボイム・ベルリンフィル コンサートとか

で聴いたがピンとこない曲。世間で名曲と言う評価も高いので

生演奏なら良さがわかるかも知れないと楽しみにしてコンサートに

望んだが面白い曲だとは思えなかった。

休憩は景気づけに”白ワイン”を一杯 ← コクがなかった!


期待の後半は平面的な演奏で音が濁って感じられた。こうなると

「ロマンティック」は長い。終わり頃には尻も痛くなり早く終わって

くれと言う気分。せっかく対抗型の配置で頑張っているのに

音が浅い、うるさい。ミスターS・読響のような音が日本の

オケでも出せるはずなのに指揮者のせいか。演奏終了後に

ブラボーを叫んでいたたくさんの人たちが羨ましい。

今日のコンマスは熱演型の人。フォルテッシモになると

左足を踏みならしてリズムを取り出す。途中で気付きずっと気に

なった。もっと冷静にオケを纏めてもらった方が安心感がある。


帰りに25日のポイント3倍につられてタワーレコードを回ったが

何も買う気がせず時間を無駄にして帰宅。うまくいかない日は

全てがうまくいかない。