こたの音楽三昧


行ってきました。ミュンヘンフィル演奏会!!会社の期末懇親会を

さぼって行きました。サントリーホール。1F12列33番。

開始前に例によって同じところにあるそば屋さんでカツ丼と

かけそばの定食を急いで食べて会場に。時間に余裕があったので

ホール入り口にあった即売展でブルックナーの4番、7番の

DVDを衝動買い。待てば安く買えるのは判っていたが、先行販売と

言う言葉につられて大枚4千円。会場は満員の盛況。

事前に舞台で練習している人がいない気持ちの良い雰囲気。

時間と共に団員が入場してティーレマンの指揮でタンホイザー序曲

から始まる。結論から言うとこの曲が今夜の白眉。神経の細やかな

演奏で充実感を持って聴くことが出来た。

次に期待していたレーピン独奏のブラームス。これは正直言って

共感できる演奏では無かった。やはりレーピンは自分に合わない。

乱暴と言っては言い過ぎかも知れないがもっとリリックな演奏が

欲しい。アンコールのバッハも庄司さんの同じ曲の方が良かった。

ティーレマンも今ひとつ。協奏曲に向いていないのかな等と考えながら

終了。休憩後の「運命」はまさに爆演と言う言葉がぴったりの

ものすごい演奏。見得を切ったり、思い切り速いテンポで一気呵成に

進めたり、今風のベートーベンとは全く異なる演奏。気持ちは良かったが

感動まではいかない。アンコールのニュルンベルグのマイスタージンガーは

速いテンポで一気呵成。運命で興奮状態にあるのかピアノよりも

フォルテが中心。タンホイザー序曲であれだけ細やかな演奏だったのに。


楽しんだしバイエルンよりは良かったが先週の読響ほどでは無かった。

ブル8にすべきだったか?