私がPerfumeのファンになって…と言うよりも、Perfumeが世間の認知をようやく受け始めた頃と書いた方が良いでしょう。

“リップ・シンク”をかなり痛烈に批判され始めていたのを思い出しました。

実は私のいる“業界”でも同じ事がありました。(音楽業界ではありませんよ。私は素人ですけん(笑))
映画の看板や、文字を手描きで描かれるその道の“手描きプロ”と呼ばれる職人さんがおられまして…。

時代の流れから、手描きからコンピューターを使用したグラフィック・デジタル・サイネージへと物凄いスピードで流れていく…正に180度の方向転換時期の“荒波”に飲み込まれる最中でした。

私の様に、アナログからうまくデジタルに対応出来た人は良いんですが…“そうでない”方は…容赦無く切り捨てられていきました。ええ。ここに至っては温情や人の義理人情など…無意味です。プロの世界ですから…。

何十年も手描きをマスターしてきた職人さんが…次々に仕事を失っていきました。

写植屋さんもそうです。家庭の事情で中学しか卒業出来なくて、アルバイトで独学で写植をおぼえて…ようやく世間での生活の基盤を築き上げた人も…容赦無く切り捨てられました。

この業界の“エレクトロ・ワールド”の住人となり得た人だけが生き残りました。

結局は、自分をどれだけ変化させる事が出来るかなんですよ。Perfumeが一番良い例だと思います。

彼女達は自ら進んで歌手の生命線である“声の加工”を志願した訳でもありませんし、ダンサーとして舞台に立ちたいと言及した訳でもありません。

自分達のいる舞台…『芸能界』の中で生き残る為には何をすればいいのかを追求して、現在のポジションに到達出来たのだと思います。

では…最初に…ヤスタカ氏による“声の加工”を頑なに拒んでいたらどうなっていたでしょうか。。。

私は権力に対して…闇雲にひれ伏せろとか、良いなりになれとは申しておりませんよ。ここは勘違いしないでくださいね(笑)

とにかく、まずは周りから強要…或いは嘆願される物事を一度、自分の中に取りこんで見てから全てを判断する『寛容さ』が大事なんじゃないかな…といつも考えております。

私は見せるチャンスがあれば、Perfume4コマの下書きスケッチブックを見せる事にしております。
アナログの気持ちをいつまでも大事にしながら…デジタルの便利さも受け入れた自分の志の確認と…Perfumeへの感謝の気持ちと若い人への啓蒙活動の一環として…。

もうね…このぱふゅ界隈のファンは…良い子・良い人…いっぱいいるんですよ。

『みんなのnext stageは、これからですからね!応援致します!』