米国リチウム企業「Lithium Americas（LAC）」の可能性とリスクを探る
EV（電気自動車）市場の拡大に伴い、リチウムの重要性はますます高まっています。
その中で注目されるのが、米国ネバダ州に拠点を置くLithium Americas（ティッカー：LAC）です。
今回は、同社の将来性と投資リスクについて探ってみました。
成長の可能性：Thacker Passプロジェクトが鍵
Lithium Americasの最大の強みは、米国最大級のリチウム鉱床「Thacker Pass」を保有している点です。
- 2027年末の商業稼働を目指す大型プロジェクト
- GMとの提携により、年間4万トンのリチウム生産を予定
- 米エネルギー省から22.6億ドルの融資枠を獲得済み
- 国内供給網の強化という米国政府の戦略にも合致
これらの要素は、LACが米国のEVサプライチェーンの中核企業となる可能性を示しています。
投資リスク：収益化までの道のりは長い
一方で、LACにはいくつかの懸念材料も存在します。
- 収益化は2027年以降と長期スパン
- 2025年Q2時点で純損失2,480万ドルと赤字継続
- ATM増資による株式希薄化リスク
- リチウム価格の変動による収益性への影響
特に、プロジェクトの進捗が遅れたり、資金調達が思うように進まなかった場合、株価は大きく揺れる可能性があります。
📊 株価とアナリスト予測
- 現在の株価：約3.26ドル（2025年9月時点）
- 目標株価：4.53ドル（平均予測）
- 上昇余地：約39%
短期的にはボラティリティが高いものの、中長期での成長テーマとしては魅力的です。
🧭 投資戦略のヒント
LACは、MP MaterialsやARECと並ぶ「資源系グロース銘柄」として、ポートフォリオに組み込む価値があります。
ただし、短期の値動きに一喜一憂せず、長期視点での保有が前提。
資金管理と分散投資を徹底しながら、EV市場の成長とともに企業価値の上昇を狙うのが賢明です。
私はMPとARECはすでに少し買いました。
LACも近いうちに何株かだけ買うつもりです！
✍️ まとめ
Lithium Americasは、米国のリチウム供給網を担うポテンシャルを秘めた企業です。
プロジェクトの進捗と政策支援が順調に進めば、数年後には大きな果実をもたらす可能性があります。
ただし、現時点では「夢を買う」フェーズ。
リスクを理解した上で、冷静な判断が求められます。
私は米国株はmoomoo証券で買っています。
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投資は自己判断でお願いします🙇