我が子をあやすために抱き上げると痛みが走り、病気のことを思わずにはいられない。
普通だったらこんな痛みを感じなくてすむのだろうと。
普通。この言葉には昔から悩まされてきた。
小学生の頃からだ。
転校先でいじめられていた女の子が普通じゃないという何となくのあの年代特有の嫌な空気でいじめられていたのを助けてから、自分が標的になった。
それから、普通という言葉には人一倍敏感に生きてきたと思う。
しかし、普通に生きようとすればするほど、ドツボにはまり、いつの間にか私はマイノリティーになっていってしまった。
父親から言われた。お前なんか普通じゃない出来損ないだ。
先生から言われたお前は普通じゃない、頭がおかしい。
人から言われた言葉で私の自己に対する感覚は養われていった。
今も先天性の頸部脊柱管狭窄症なんてものになり、何とか生活を送ることができてはいるが、休職中の身ではある。
悔しくて仕方がないと思うと同時に悲しくなる。
普通に生きようと頑張ること自体がおかしいのだろうか。
私が生きていける場所はあるのだろうかと。