「抱きしめる幸福感」や「抱きしめられる安心感」を味わっていますか? | 岡山市中区『心と繋がるセラピー』子育て相談、インナーチャイルド療法 / フリースクール『みんなの家』

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『みんなの家』が子どもさんにとって、家でもない学校でない第三の居場所として。
自分らしくいられる安心できる小さな社会として。
親御さんにとって、子どもさんとの関係の潤滑油として。
子育ての悩みを共有できる場所として。
そのような思いで立ち上げました。


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抱きしめる幸福感」

「抱きしめられる安心感」

味わっていますか?




「相手を思う氣持ちを言葉にして伝える喜び」

「温かい言葉をかけてもらえる安心感」

感じていますか?






言い換えれば


『身体に触れ合うスキンシップ』

『心が通い合うコミュニケーション』


と言えるでしょう。





これらが何のために必要なのかと言うと


それは

『安心感』『人との温かい繋がり』を

感じることができるから。






これは生きていく上で最も大切なもので

「幸せな人生であるかどうか」を左右します。




子どもであろうと大人であろうと

どれだけ能力があっても、才能があっても、


この「人と繋がる安心感」「一人じゃないという感覚」がなければ


人は強い孤独感、孤立感の中

不安と怖れを感じながら、生きていくことになります。





それだけ「人と繋がる安心感」「一人じゃないという感覚」は大切なもので、

それらを育むのは「子どもの頃の家庭環境」です。





子どもが小さければ抱っこをする機会が多いですが、

成長と共にその機会は減っていきます。



子どもが大きくなると触れ合いどころか、

言葉を交わすことさえ少なくなってしまう家庭が

多いように感じます。







「人と繋がる安心感」「一人じゃないという感覚」は、誰にでも必要なものであるのに



私たちはなぜ

これらを避ける傾向にあるのはなぜでしょうか?






それは大人になっていくにつれて

人から攻撃されないように、バカにされないように

社会に通用する大人になるために


身を守るために【心の鎧】を身に付けてきたから

心も身体も固ってしまって



心が通い合うコミュニケーションや

身体に触れ合うスキンシップができなくなってしまったのです。






子どもの頃、本当は抱きしめてほしかったのに

「もっと強くなりなさい!」と励まされてきたなら。


心を固くさせて、強くならざるを得なかったんです。




子どもの頃、氣持ちを表現したかっただけなのに

「人に迷惑をかけないの!」と躾けられてきたなら。


自分自身の内側から感じる自然な感性よりも

「〜でなければならない」を習うしかなかったんです。





子どもの頃、能力ばかりを求められ評価されていたら。


できない自分は許せなくなって、

お友達に対して自然な付き合いができなくなり、

優劣の見方をするようになってしまいます。






心の鎧は

身を守るためには確かに必要だったかもしれません。


でも身を守る心の鎧を着ていては

『素直な心』『ありのままの自分』を抑圧してきるので人との心からの繋がりを、感じることはできません。





心の鎧の枚数を重ねれば重ねるほど

人は孤独になっていきます。






私たちはみんな、どこか不安を抱えて生きています。


自覚があるかはどうかは個人によって違うと思いますが、お金や生活の不安から将来に希望が持てなかったり、子どもに対する心配事、そして自分の人生に対しても焦りなどを日々感じている方が多いと思います。





そもそも日本人は、地域という共同体の中で

人々が混ざり合い、多様な価値観に耳を傾け、

価値観の真ん中を探し、お互いに折り合いつけて

調和して生きてきました。


その根っこには

「自分を信じ、相手を信頼する前提」があります。






悲しんでいる人がいたら、自然と背中をさすりたくなりませんか?


転んで足を痛めた子どもがいたら、自然と足を撫でてあげたくなりませんか??


困っている人がいたら、手を差し伸べたくなりませんか?


泣いてる人がいたら、「どうしたの?」と心を寄せたくなりませんか?






そのように感じる心は本来とても自然なもので

自然な言葉と触れ合いなのです。






人の幸せの根源は人と繋がり、調和して生きていくことによって感じることができるという視点に立つと、


まず『自分自身が心を開き、素直な私でいること』


これが大変重要なのだと思います。






すねたり、ひねくれたりせず

自分を卑下したり、人にマウントを取ったりせず


正直な氣持ち、素直な感性、素直な感覚を大切にしていく生き方が私たち大人に必要なのではないでしょうか?





子どもを変えようとする前に

私たち大人が氣付かないといけないことが

たくさんあるように思います。