あなたは必要な時、
ちゃんと甘えることができますか??
・しっかりした「良い子」を求められてきた人
・成果を出すように期待されてきた人
・下のきょうだいの面倒を見るよう言われてきた人
このような人はとても責任感が強いので
たとえ困っていても、甘えたり頼ったりすることに
抵抗を感じる方が多いと思います。
生まれ順も関係があり
特に第一子である長男長女は、
育った環境から甘えを許されないことが多く
より甘えたり頼ることを苦手に感じる方が多いでしょう。
第一子でなくても、
社会的地位や立場がある人
親になり守るものができた人
そのような方はしっかり親の務めや社会の役割を果たすために覚悟を持っておられるので、自然と責任感が強くなる傾向にあります。
責任感が強いのは長所でもあるのですが
責任感が強くなればなるほど
自分の弱い所を人に見せられなくなり、
必要な時に素直に甘えることができなくなります。
たとえば
・すぐ「できない」と言う人
・できるのにやろうとしない人
・すぐ人に頼ろうとする人を見ると、
(子どもさんをイメージすると分かりやすいと思います)
「甘ったれんな!」
「このくらい自分でやるべきだ!」
と嫌悪感を感じることはありませんか?
人の甘える姿を見て嫌悪感を感じるのは、
あなたが長い間、甘えたい氣持ちを我慢してきたから。
あなたの中にある「甘えたい欲求の種」が反応して、
嫌悪感を感じているのです。
「人に甘えること、人に頼ること」は
決してダメなことではありませんし、
甘えたからと言って「弱い自分」「ダメな私」に
なるわけではありません。
人に抱く嫌悪感は、
無意識にネガティブな感情を相手に向けているのと同じで、自覚がなくても自ら人との対立を作ってしまうことになります。
甘えたい欲求とは
「生まれながらに備わっている生存本能」だと私は考え、
甘えたい欲求を我慢してきたということは、
生命エネルギーを押さえ込んできたことと同じことと捉えています。
人は皆、甘えさせてくれる相手に安心感を覚え、
助けてもらえると大切にしてもらえた感覚になる
これはとても自然なことで、
私の存在自体を肯定してもらえたような
存在価値認めてもらえたような
そんな感覚になるのです。
甘えるのが苦手な方は、
そもそも甘えることに慣れていないので
どの程度人に甘えて良いのかが分かないかもしれません。
助けてほしくても、甘えたくても、
「もし助けてくれなかったら‥嫌だと言われたら‥」と不安を感じる方もいるかもしれません。
そのような場合✎
「私は甘えたかったけど我慢してきたんだ」
「本当は私が一番甘えたかったんだ」
このような思いを持っている自分がいることに気付いてあげてください。
・甘えたい欲求の存在を認めてあげること
・甘えを許されない環境であったとしても、誰でもない自分自身が甘えたい欲求を抑圧してきたこと
これらに気付いてあげることで
甘えることへの抵抗感が少しづつ減っていくでしょう。
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