こんにちは〜。最近古文に凝ってるとうまつあらたです。橙って漢字に「とう」っていう読み方、実はないので毎回入力が面倒くさい。です。泣
ということで今回は文系でもみんな苦戦する古文。その基本古典文法を解説していきます。
古典文法を押さえて仕舞えば古文は余裕です。ほんとに!!
しかも1ヶ月あれば全然マスターできます。
ということで、古典文法の学習法、みていきましょう・:*+.\(( °ω° ))/.:+
なお、以前別のところで公開していたブログのリメイクですので既視感ある方ももしかしたらいるのかも?と思いますが、ちゃんと色々書き直してます。
昔のブログを読み直すと、かなり未熟で面白いですね💦
文法を学ぶ鉄則
まず初めに、どの参考書を使用するにしろ、その順番通りに進めてください!
動詞をすっ飛ばして助動詞や助詞に入っても効率的ではありません!
なぜなら、動詞、形容詞、形容動詞の活用がほとんどの助動詞とそっくりだからです!
そして、古典文法の問題は、大体はひとつの知識では解けず、今までに学んだ知識を集結させてようやく解ける問題がほとんどです!
今までにやることをすっ飛ばしてしまうとそういった問題が解けないんです!
必ず!順番通りに進めるようにしてください。
加えて、できる限り完成度を高めてから進んでください!
できれば参考書の1テーマを完璧に覚えてから進むのが理想です!
小さめの文字で書かれていることも入試問題で問われることがよくあります!
おまけだろうなと思って飛ばすと痛い目見ます!気をつけましょう!!
ここから先は細かく攻略法を書いていますが、手元に古典文法の参考書が何か一冊あると理解しやすいと思います。
用言攻略法!
まずは用言、それも複雑な動詞からいきましょう!
用言ってわかりますか?簡単に言えば、動詞・形容詞・形容動詞のことですね。
動詞!!
動詞ですが、活用系が何種類かありますが、まずは四段活用、下二段活用、上二段活用が基本になるので、見分け方と活用系をしっかり覚えましょう!
見分け方は、未然形の形で判別すると多くの参考書で書いてあると思うので参考にしてください!
また活用系に関しては、しっかり声を出して答えましょう!!
あ・い・う・う・え・え...という感じです!
四段・下二段、上二段を覚えたら、次は下一段活用、上一段活用、ナ行変格活用、サ行変格活用、ラ行変格活用です!
これらはこの活用形を取る動詞が決まっているので、それらをしっかり覚えてください!
そのあとは今までと同じ、活用形を声を出しながらしっかり覚えましょう!
動詞の活用形を答えるときの注意点ですが、ア行四段活用、ナ行上二段活用、など、何行なのかを意識する癖をつけましょう!
特にア行、ヤ行、ワ行は間違いやすいので注意です!
形容詞・形容動詞
この2つは難しく考えすぎないことが大切です!
まず、活用形は横ではなく縦に覚えましょう!
ク活用形容詞を例に、く、から、く、かり...と覚える方が多いのですが...
どこまでが未然形でどこからが連用形なのか、いまいちわかりずらいですよね!
また、縦に覚えると、形容詞も形容動詞も活用形の片方の列は、実はただのラ行変格活用なんです!こちらの方が覚えやすいのでおすすめです!
もう既に覚えている方は無理に変えなくても大丈夫です。
付属語をマスターする
それでは多くの受験生を悩まセせる助詞と助動詞に入っていきましょう
文系受験生の天敵助動詞!
ここを早く読みたかったんだと思っている方、焦らないでください!必ず上の用言が完璧になってから助動詞に入ってください!
用言が完璧な方は、助動詞の学習を始めましょう!
ひとつひとつの助動詞に入る前に、必ず全助動詞がどの活用形に接続するのかを覚えきってください!
まとまっていない参考書もあるので、ここにまとめておきます!
未然形...る、らる、す、さす、しむ、ず、じ、む、むず、まし、まほし
連用形...き、けり、つ、ぬ、たり、たし、けむ
終止形(ラ変のみの連体形)...めり、らむ、らし、まじ、なり(伝聞推定)、べし
連体形...なり(断定)、たり、ごとし
助動詞「り」…サ変の未然形または四段の已然形に接続
↑今覚えてください!今すぐ!!!
覚えきった方は、いよいよ個別の助動詞を覚えていきます!
まずは活用と意味を声に出して覚えることを徹底してください!
この点は用言と同じです!
そのあとですが、助動詞を学習する際は特に参考書に書いてあることは全部覚えてください!「む」は一人称だと意思になりやすい、など、隅に小さく書いてあることも実際に問われる重要事項になります!ぜひ細かく目を通して覚えてください!
助詞はポイントに絞って覚える!
助詞を学習しようと教科書を開くと、大量の情報が列挙されていて何を覚えればいいのかよくわからないですよね!
しかし、助詞というのは、問われ方が決まっています!
例えば「ものゆえ・ものから」は逆説の意味があるということがわかっていれば大体問題ありません!
また、「ば」は、接続が未然形と已然形で意味が違う、そしてその意味、といった感じです
ですので自学自習の際は、学校の教材ではなく市販の問題集などを使用しましょう。
推奨参考書は下記に記しておきます
余談ですが、助詞、と入力していると必ず予測変換で女子と出てきます
女子(女性)に好かれるには、その人のことを色々な方向から知っていないといけないですよね!
それに比べて助詞はポイントだけ抑えれば十分なので、頑張って覚えましょう!
形を覚えて正しく識別!
最後に識別です!ここまでに助動詞の接続や活用形など、細かく覚える必要があったのはほとんどここのためです!
識別なんて学習しなくてもいいと思う人が多いので、少し例を見てみましょう
「れ」←なんの助動詞かわかりますか?
実は可能性が2つあるんです!
ひとつは、助動詞「り」の已然形・命令形
もうひとつは助動詞「る」の未然形・連用形です
これ、文章中で取り違えると意味が全く変わってきてしまいますよね!
これで識別をしっかりやらないといけない理由がわかったと思います!しっかり学習しましょう!
ちなみに識別の方法については各参考書を見ていただければ良いのですが、私からいくつかアドバイスをさせていただきます!
①視野を広く!
識別対象の文字の上を見てわからなければ下を見よう!ということです
形だけで解らなければ、意味まで考えてみる必要があります。
②引っかけに注意!
やっていけばわかるのですが、識別には露骨な引っかけがあります!
例えば先ほどの「れ」の例ですと、助動詞「り」でも助動詞「る」でもなく、ラ行変格活用同士の已然形・命令形だった!みたいな感じです!
ここまでいければ文法は大体攻略できます!
敬語を攻略しよう!
それでは古文を通して正しい敬語を身につけていきましょう
敬語ですが、1番のポイントは本動詞と補助動詞を区別して、補助動詞から学習する、ということです!
しかし、この方法が確立されている参考書は今日現在あまり多くありません。
それでもできないことはないので、各自お持ちの参考書に従ってください!
ですが!敬語の問題を解くときは、一番初めに必ずその敬語は本動詞であるのか補助動詞であるのかを考えてから解くようにしてください。敬語の種類よりも先です!
つぎに、敬語動詞はただの暗記勝負です!しっかり覚えましょう!
この時ですが、必ず敬語の種類(尊敬語・謙譲語・丁寧語)のどれであるかをしっかり覚えてください!のちに読解の際にも役立つので必須です!
また、動詞によっては意味を複数持つものもありますが、全て抑えないと話にならないことも多々あります...
時間をかけてもいいので、じっくりとそして丁寧に完成させていきましょう!
推奨参考書!
3冊ほど紹介していきます!
①古典文法スピードインプット
信頼と実績の武田塾出版。
この参考書、要点が全てまとまっている上に、暗記事項を覚えやすくまとめている整理ブックまでついています!
どんな方にもおすすめの一冊ですが、欠点もあります。
それは、問題が異常に難しいということです!何章かを挟んで入試にチャレンジという練習問題部分が入っているのですが、ここが本当に難しい...!
使用上の注意としては、この問題を解いた後、解説を確認し、その後に該当部分を参考書の説明文に戻って確認し直す必要があります!その点だけ注意してください!
また、他の参考書も同様ですが、書いてあること全てを頭に入れるようにしてください!
必要なことは全て書かれていますが、逆にいうと必要なことしか書かれていません!
書かれている内容全てが大事なことです!頑張りましょう!
②岡本梨奈の 1冊読むだけで古典文法の基本&覚え方が面白いほど身につく本
この参考書、個人的には最もおすすめの参考書になります!
古典文法を1から学ぶ人でもわかりやすく進められる参考書になっています。
さらに!私の知りうる中で唯一、本動詞と補助動詞を分けて説明してくれている、非常に丁寧な参考書です!この参考書を書いてあるとおりに丁寧に進めればどんな大学の文法問題でも解けるようになります!
欠点は、もう既に学んだことのある人からすると少しまどろっこしい部分があると思います
それと、会話形式で、ここ読まなくても良くない?と一部を自己判断で飛ばしてしまいがちなのですが、こちらもスピードインプットと同様そのような範囲は一切ありません!
丁寧さを心がけて取り組みましょう!
③ステップアップノート30古典文法基礎ドリル
この参考書なのですが、とにかく問題をたくさん解いて覚えたい!という方向けの参考書になります!
たくさん問題がある割に、解説も要点を捉えていてわかりやすいこの参考書ですが、講義部分が少ないという欠点があります。上で紹介した2冊だけでは演習量が足りないと感じる方は追加で取り組みましょう!
どの参考書でもやることは同じ!
古典文法の参考書の最大の欠点は、やることが決まっていることです。
え、利点じゃないの?と感じるかもしれませんが、ほとんどの古典文法の参考書は、やること=その参考書の内容全てなんです!
しかし、文字が小さくて重要であることに気づけないことがしばしばあります!
古典文法の参考書に取り組む際は、書いてあることを全て覚える意識で取り組みましょう!
そして演習問題に取り組む際は、全てに根拠を求めましょう!
最後に
いかがでしたか?
古典文法は大変ですが、どの参考書でも、1冊を完璧にすれば文法問題は全て正解できます!
また、文法と単語が完璧であれば、読解をやっていなくても、どんな大学の古文でも半分は正解できます!
それだけ大事な古典文法ですが、結構軽視されがち...!軽視しなければ古文なんてヌルゲーなのに...
ぜひ軽視せずに、早めに完璧にしてしまいましょう!