はい!こんにちは!橙松アラタです!

 

さてさて!僕といえば古文!なんです!

古文が苦手な人、多いですよね。そんな人をたくさん救ってきた!

 

文法も単語も覚えるのは大変だし、覚えたのに問題で使えないし、いよいよ読解だと思っても難しい...というか、古文読解なんてどうやって復習したら良いかすらもわからない!!しかも難しい割に入試問題としては配点が低く設定されているため、とにかく悩ましい科目だと思います。対策も後回しになりがち...

 

ということで今回は、古文の成績UPに定評をいただいている私、橙松アラタが、受験時代と3年の講師生活の中で築き上げた最強古文読解法と、勉強法を解説していきます!

 

勉強それ自体は確かに地道な作業にはなるのですが、古文は正しい方法で勉強すれば、最も早く結果が出る科目の1つです。直前期には英語や社会など、配点が高かったり、膨大な暗記が必要とされたりといった科目に重点をおきたいはず...古文なんかやってられるか!!!

是非是非以下を参考に、古文の成績を早めに上げていきましょう!!

 

  読解に入る前に...

 

古文に関しては、他のどんな受験科目よりも!とにかく!基礎が得点に直結するほど大切なんです!!

基礎が大事!これは正直どんな科目においてもいえる事です。受験でなくても、例えば公認会計士試験を目指す人にとっては簿記3級の知識が必須ですが、古文においては基礎ができていればかなり得点のできる問題が増えるんです!

 

古文で言うところの基礎とは、「文法」と「単語」です。特に文法!!!

 

ちなみに私の高校時代の思い出ですが、高校1年生の冬休み、古文が苦手だった私は古典文法を「スタディサプリ」の映像授業を利用して一気に仕上げました!

1つ60から80分ほどの講義が12回、復習込みで勉強時間としても合計で20から30時間程度、古典文法だけに集中するのであれば1週間で仕上げることが可能ですし、長くても1ヶ月あれば古典文法を完成させることができるので、スタディサプリを契約している方には非常にオススメです!!

 

なお参考書学習が苦手な方には自信を持ってオススメできますが、今日現在であれば映像授業よりもサクサク読めてなおかつわかりやすい参考書もたくさん出ているので、参考書の方が効率が結果的に良いのかなと思います!

 

そして単語については、MARCHレベルまでであれば300語程度早慶レベル以上であれば600語程度の単語帳を購入し、全ての単語の赤字の意味を覚えればOKです。英単語より少ないですね!

 

また、もし途中で志望校を上げ、300語程度の単語帳しかやっていない、という方は、新しい単語帳を買うのではなく、今持っている単語帳の派生語などを合わせると600語近くになるので、完成度を上げる方向で勉強を進めましょう!

 

それではいよいよ、以下で問題の解き方から復習方法までを解説していきます!

 

 

  古文読解問題の解き方!

 

ではいよいよ、問題集を使って実践演習に入っていきます。文法、単語が仕上がったら、問題演習の前に「読解方法」の参考書を挟むことをオススメします。

そこまで仕上げたら、問題演習を行なっていきましょう。

 

 

オススメの参考書を2冊貼っておきますね🎵

この参考書たちは、少なくとも文法が仕上がってから挑戦してみてください!!

 

 

 古文読解問題を解く手順

 

 

リード文・作品名を確認

 

まずは、「次の文を読んで後の問いに答えよ」以外に何か書いてある場合、リード文を確認してください。

リード文には、詳細なあらすじがまとめられている場合もあれば、重要な登場人物が書いてあることもあります。ここを読まなければ、後の読解で不可解な点が登場してしまうでしょう。

そして作品名!簡単なあらすじや背景を知っている作品であれば読解に役立ちますし、時代背景なども確認できます。

 

そして、「日記」や「随筆」であれば本文中に筆者が登場することがありますが、「物語文」などであれば筆者は基本的に登場しません。このような情報がわかるので、作品名チェックも必須事項です!

 

問題の先読み

 

本文を読んでいく前に、古文は必ず先に問題と選択肢を確認していきましょう。

現代文では選択肢は絶対に読むな、と言われると思います。ですが、古文は絶対先読みが必要です。

まず、先読みだけで解けるような文法、単語問題も数多く存在します。これらを本文読みながら解くのは大変です。先に解いてしまいましょう。

また、解けなくても削れる選択肢はたくさんあります!

5択の問題でも、読む前から文法・単語の知識を使って2択まで絞れる!なんてことも多いのが古文です。

これらの不正解選択肢を先に切れてしまえば、残った選択肢だけを吟味すればいいので後でかなり解きやすくなりますよね!

また、内容一致問題についても、ある程度話の筋を掴む上でヒントになり得ます。

特に、「次のうち正しくないものを選べ」という5択の問題があれば、うち4つは正しい選択肢なので、ほとんど話の筋が掴めてしまいますよね!

このように、利点づくしの問題文先読みを行わない手はありません!必ず行う習慣をつけていきましょう!!

 

注釈確認

 

難関大学になればなるほど、注釈があるのに本文にマークがついていないことがたくさんあります!

その場合、何が注釈に書かれているかあらかじめ覚えておいて、その単語が本文中に出てきたら注釈を確認する、という一手間がかかってしまいます。

必ず本文中にマークがあるとは限らないので、これも読解に入る前に必ず確認しましょう!!

※同志社大学が注釈マークなしで有名ですね。共通テストは必ず注釈が付いています!

 

本文読解

 

ここまできたらいよいよ本文の読解に入っていきます。

今まで培ってきた文法・単語・読解方法の知識と古文常識の知識をフル活用してどんどん解いていきましょう。

大事なことは2つ!

1つは、どんどん書き込むことです。登場人物を○で囲む、主語が変わったらスラッシュを入れる、などなど!書き込むことで記憶にも残りますし、最後に内容一致を解くとなっても確認する箇所が明確になります!ここら辺は読解方法の参考書でも身につけてください!!

もう1つは、広い視点を持つことです!

答えが前までになければ、後ろに根拠があるんだなと判断してどんどん読み進めていきましょう。止まってしまう時間が1番もったいないですよ!!!

そして、演習の際は必ず時間制限を設けて、読み終わってなくてもそこまでになんとか答えを出す、という練習をするようにしてください。

 

  古文読解復習法

 

ではここから、古文読解の復習を行なっていきます。毎回解いて終わりではなく、ここまでしっかりやってこそ意味がある、ということを意識するようにしてください!

それでは手順を紹介していきます!

 

 古文読解復習の手順

 

 

解き直し

 

いきなり解き直し!?と思うかもしれません。

まずは、時間制限を取っ払って解いてみてください。どれだけ時間がかかってもいいので、全ての問題で自分が納得できる答えが出るまで何度も解きましょう

 

答え合わせ

 

正解できたかどうかを確認するだけでなく、間違えた問題は特に、「なぜ間違えたのか」を徹底的に確認しましょう。

解く手順が紹介されている手厚い参考書を使用する場合は、同じように解くことができたかどうかも併せて重要です。

 

本文と現代語訳の見比べ

 

正しい訳が取れていたかを確認してください。

このとき、最も重要な確認事項は「主語」です。現代語訳には、()の中に詳細に主語が補われていると思います。ここで主語をしっかり書き込んでいる人であれば、自分が正しくできていたのかがわかると思います。

そのためにも、解く際にどんどん主語を書き込む習慣をつけることは大切です。

 

文法・単語の復習

 

出てきた単語・文法事項を完璧に復習します。文法事項に関しては、知らないものはほとんどないはずです。もし間違えたとしたら、そこの範囲の文法が正しく理解できていなかったから、またはしっかりと覚えられていなかったからでしょう。

そして単語は、稀に新出のものに出会うこともあります。知っている単語でも、知らなかった意味で登場することもあるでしょう。

単語は出てくるたびにおさえ直す必要があります。

 

音読

 

古文に関しても、しっかりと音読をしていただきたいと思います。

5から10回程度でいいので、単語や文法事項を気にして現代語訳・主語をしっかりと思い浮かべながら音読していきましょう。

思い浮かべるのが難しければ、最初は単語や文法・主語を書き込んだ文章を読んでも構いません。

最後にはこれらの作業を行いながら、白文でもスラスラ読めるようになるのが目標です!

ここまで終わったら、1日の古文の学習は終了です!

ポイントは、1つの文章から得ることのできる知識を全て得ることです。文法・単語・読解法、そして背景知識など、次に見かけた時に確実に対応できるようにしましょう!

そして、古文の文章というのは今現在の段階で現存しているものが全てで、現代文や英語のように新しいものが作られることはありません。

ですので、読んだことのある文章が入試当日に出題されることが往々としてあります!

私自身も早稲田大学スポーツ科学部の入試に、定期テストで出題されたことのある文章が出題されたことがありました!(落ちました)

この時、復習が疎かで内容をあまり覚えていないと本当に損ですよね...

1日の勉強をしっかりとやり切るまで、しっかりと集中力を保って行なってください!

 

最後に

 

いかがでしたか?1日の古文読解の勉強の手順を1つのブログとしてまとめてみました。

意外とやること多いなと、感じた方が多いのではないでしょうか。

しかし、1日1文の読解を丁寧に続けてくれれば、1ヶ月程度で必ず大きな成果が出ます。

最初にも少しお話ししましたが、古文を早めに入試レベルまで仕上げて仕舞えば、後で英語や社会、人によっては数学に使える時間が増えます!

厄介な科目だからこそ、古文を早めにどんどん仕上げてしまってほしいと思います!

また、単語と文法を覚えて読解法を学び、いざ読解問題に挑んでいく、この手順は英語においても共通です。

先に古文でこの流れを体験しておくと、のちの英語学習がかなりやりやすくなります。そういう意味でも、古文を先に仕上げてしまうのはおすすめです!

古文で差がつくことはほとんどありませんが、古文が足を引っ張って不合格、というのは非常にもったいないですよね!

必ず早めに仕上げてしまいましょう!