息子の記録⑥ | お空に行ったちび助とお母さんのブログ。~予定帝王切開からの新生児死~

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2017年8月24日、私はちび助のお母さんになりました。
しかし2週間後の9月6日、ちび助はお空に行ってしまいました。
自分の想いを整理する為にも、少しずつブログに書いていけたらと思っています。

ゆっくりゆっくり回復してきていると信じていたのに、この頃から息子の調子が悪くなってきているのは明らかだった。

でも、悪くなっていることは認めたくなかった。

絶対に絶対に認めたくなかった。

必死に祈った。

ご先祖様にも、息子を助けてって沢山お願いした。

一方、私の体調は日に日に回復していった。

1ヶ月の入院で落ちた体力はまだまだ元には戻らないが、息子の側にいられる時間も長くなった。



【9月4日】
午後から体調が更に悪化。
先週中頃には回復傾向が見られたが、土日以降悪くなってきている。
体調が不安定な原因が感染症にあるのか、他の基礎疾患にあるのかは分からない。
今の治療を続けることで今後効果が見られるとは判断しがたく、もう一段階上の治療へ変更することを検討しているとのこと。

生まれるまでは24時間ずっと一緒で一心同体だったのに、生まれた途端に一緒にいられなくなった。
あんなに元気にお腹の中で動き、大きな声で泣きながら生まれてきたのに、今は自分の意思で動くことすら許されない。
きちんとお腹で育ててあげることが出来なかったこと、そして1日数時間の面会の中で、声をかけることと頭を撫でることしか出来ないのが悔しくてたまらない。
弘士郎はずっと頑張っている。
ずっと闘っている。
絶対に守り抜いてみせる。
家族全員で病気と闘い、打ち勝ってみせる。
早く会いたい。
早く抱っこしたい。
ずっと側にいたい。
大丈夫‼大丈夫‼
絶対によくなるからね‼


【9月5日】
酸素濃度等をマックスにして様子をみているが、今のところ安定しているとの事。
お薬の量も増えてしまったが、効果は出ている模様。
遺伝子の病気が疑われる為、研究機関に血液を送り検査してもらうことになった。
しかし、その病気に該当していたとしても血液検査では40%程度しか反応を示さないとのことであり、予後はよくないらしい。

今日は初めて母乳を綿棒に湿らせて弘士郎にあげることが出来た。
綿棒を口に含ませると、チュパチュパと口を動かし、目を開けてくれた。
鼻もヒクヒクと動かしててくれた。
手も動かしてくれた。
意識はほとんどないはずなのに。
もっと飲みたい、生きたいという弘士郎の声が聞こえた。
絶対に諦めない。
絶対に助ける。
弘士郎は私達を必要としている。
一秒でも長く弘士郎の側にいてあげたい。

今日は弘士郎のお口を拭いてあげることも出来た。
毎日新しい触れ合いが出来るのが嬉しい。
弘士郎は強い。
絶対負けない。
皆で乗り越えてみせる‼