先日長男の入学準備のことを書いたのですが…
肝心のランドセルについて。

長男が5歳の夏、義母から電話があり、ランドセル買ってあげるから、遊びにおいでー!とのことニコニコ

私たちが住んでいるのは田舎で、車で四時間半ほどのところに住むお義母さんのところの方が、ランドセルもたくさん種類があって、選べそうな感じ…

通常なら、すぐにでも、ありがとうございますラブと言いたいところなのですが…

今から四年近く前、亡くなってしまった私のおじいちゃん。
ひ孫となる長男のことを、可愛がってくれていましたニコニコ
私もおじいちゃん、おばあちゃんが大好きなので、しょっちゅう長男を連れて顔を出して照れ
一緒にお土産に買って行ったお菓子を食べながら、お話しするのが楽しみでしたおねがい

ところが、突然おじいちゃんの体調が悪くなり、入院ショボーン
年齢も年齢だったこともあって、それからはあっという間にほぼ寝たきり状態になってしまって…

お見舞いに行っても、眠っていることがほとんどで、それから程なくして息を引き取ってしまいました。

生まれて初めての身近な人の死…

私はこれまでないくらい悲しくて悲しくて…
今も正直立ち直れていないし、おじいちゃんとおばあちゃんに次男を見せたくてたまりません。

そんなおじいちゃんが、入院する少し前のこと。
ある日突然、何の前触れもなく、これ、と渡されたのが…

白い封筒に、ランドセル  とだけ書かれたもので、中にはまとまった額の現金が…

当時長男はまだ3歳になるかならないか、なので、当然ランドセルを買うのはまだまだ先。

まだそのときは具合が悪いとも、何とも言っていなかったのに、突然渡されたお金…
嬉しいけど、でも、ちゃんと入学の時に渡してよ!って言いました。

今思えば、おじいちゃんは自分の体のことを何となくでも気づいていて、先にお祝いしてくれようとしたのかな…

そんなことがあって、長男のランドセルはこのお金で買いたいなとずっと思っていた私。

ただ、お義母さんのお気持ちもあり…
迷って迷って、結局長男もこちらではあまり気に入ったデザインのものもなく、おばあちゃんのとこで買いたい!とのことで。
おじいちゃんのお金は机と椅子に使わせてもらうことにしました。

なので、ランドセルを見るたびに私はちょっとだけ、複雑な気持ちになります。

おじいちゃん、とうとう長男も入学だよ。
ランドセルのお金ってもらったのに、ごめんね。
机、この間買わせてもらったよ。
ありがとう。

おじいちゃん、おばあちゃん。
あんなに小さくて、宝物だねぇ、といつも言ってくれていた長男は、一年生になるよ。
弟も生まれて、立派なお兄ちゃんだよ。
これからも、ランドセルしょって元気に登校できるように、ずっと見守っていてねおねがい