ドイツの分娩室は、
凄く広いです。

でも、お産の時は、狭くても広くても
それどころではありませんので、
たいして、メリットは有りませんでしたが・・・・・。

でも一つ、凄く良いなと感じたものは、
いのち綱が、天井からぶら下がっていて、
それにつかまって、力むことができて、
助かりました。

2度目なら、いのち綱がなくても、
ぜんぜん無言で力んで
黙々と
赤ちゃんを産めました。
(下の写真の奥のほうに、
ちらっと写っています)


初産は、やっぱりどうしていいか分からないし、
たよりになるツールに助けられるという事は
有ると思います。

このいのち綱
子供の頃、小学校の体育館にぶら下がっていた
綱のぼりの綱くらいの太さで、
でも、コットンでできているので、
手触りもよくって、カラフルで可愛いんです。

痛みを逃すのに、この何かにつかまるのは、
効果的でした。
ドイツの病室には、このつかまれる手すりの様なものが
天井から下がっているのは、
よく見かけます。
こんな風に(三角のつり革みたいなやつ)



話は戻して
分娩室ですが、

私が出産した病院には、
全部で、5つの分娩室がありました。
(うち一つは水中出産用の分娩室)
その日は、満月だったこともあり、
ベットは満員、
分娩室も満室だったんです。
なので、廊下で、
バランスボールに乗って、
痛みを和らげながら、
「分娩室の空室待ち」だったんです。

廊下に、親族が待つ、椅子とテーブルがあったので
そこの一角で、大きなバランスボールに乗って
スーハースーハー、痛みに堪えていた訳です。( ・ὢ・ )

やっと空いて、
いざ広ーい分娩台へ。
(よかった廊下で生む事にならなくて)
この分娩台、畳1畳半くらいはあるでしょうか。
そんな広いところに、
きちんと横になんてなれません。
隅っこの方に、頭が落ちそうな感じで乗っていたので、
もっと中心に寄せてくれようとしたのですが、
私は「触らないで!」「余計な事しないで!」の気が立ってる状態でした。
結局、あんなに大きな分娩台の上で、
頭が半分はみでた状態で、
お産を続行。

あまりにも痛すぎて、
麻酔を打ってもらい、
麻酔が効きすぎて
途中で寝る始末。

ドイツ人って、お酒も強いので、
薬も強めなので、
私には、とっても効き過ぎでした。

無事に生まれて、
体重は2680グラムだったので、
未熟児とまではいかないけど、

1ヶ月半の早産だったので、
すぐに、NICUへ。
保育器に1週間入っていました。
高い治療費かかってしまいましたが、
AOK健康保険が全額負担してくれて、
ほんとうにありがとう。です。