お金と時間、あなたはどちらが大切ですか?
生きていくためにはお金が必要です。
この資本主義の世界において、やりたいことをやるためにはお金が必要ですし、お金で大概のものは買えるし、解決出来ることが多いでしょう。
人生100年時代と言われる今、老後のことを考えると少しでもお金を稼いで、貯金した方が安心だと考えるのが普通です。
そして私たちは会社員や公務員、パート、アルバイト、フリーター、起業家など形は違えどお金を稼ぐために一生懸命働きます。
でも、毎日あくせく働いた結果、健康を害してしまっては残念ですね。
またお金を稼ぐために長時間働いて、疲れてしまって自分の本当にやりたいことが出来なくなってしまうこともあるかもしれません。
老後に世界一周旅行をしたい、と考えていたけれどいざ老後になってみると、世界一周する体力がないかもしれません。
また仕事やお金を優先した結果、家族との関係が悪くなってしまうのも良い事ではないでしょう。
超大富豪と私たちの共通点
世の中には超大富豪と呼ばれる人たちがいます。
先日、世界の長者番付が発表されましたが、
1位のAmazon創業者ジェフ・ベゾス氏は
総資産1310億ドル(約14兆6600億円)です。
仮に、毎日1億円使い続けても、
なんと400年以上かかります
でもこの使い切れないほどのお金を手にしているジェフ・ベゾス氏と私たちには共通点があります。
それは
「1日24時間しか与えられていない」
ということです。
彼がいくらお金を使っても
1日の時間を25時間、26時間に増やすことは出来ません。
つまり、お金は無限だ(お金を稼ぐことはいくらでも出来る)けれど、時間は有限ということです。
そして「時間=人生」
とも言えるでしょう。
私自身が会社員だったころあまり気にかけなかった、というかそういう発想がなかったのですが、
自分で仕事を始めてから営業の電話がかかってきたとき思うのが、
「この人たちは人の時間(人生)を奪っているという認識があるのだろうか?」
ということです。
Emailであれば確認したいときに自分の都合で返信できますが、電話は相手の都合にかかわらず出ないといけないわけで、自己中心的なコミュニケーションと考えることも出来ます。
もちろん、雇われて働いている彼ら彼女たちに悪気はないでしょうが、人によっては電話で
「自分の大切な時間が奪われた」と感じる人もいる、ということを知っておいた方が良いでしょう。
カナダのブリティッシュコロンビア大学の研究によると、
「お金を持つこと」以上に
「自由な時間を持つこと」
に価値があると気づいた人の方が幸福度が高い
ことが分かっています。
つまりお金を稼ぐこと、お金を失わないように執着することよりも、
「より自分が自由を感じられることを選ぶ」
「自分の意志でやりたいことが出来る」
という人の方が幸せだと言えます。
災害大国の日本では特に、いつ何が起きるか分からないと言えます。
であれば、いつか幸せになるのではなく、今この瞬間瞬間、自分の時間を大切に、家族や友人を大切に、日々幸せを感じていきたいですね。
もちろん将来に備えたお金、資産構築(健康・金融資産)も重要ですが
ではでは。
竹村幸太