山口茜 選手、準優勝おめでとうございます。 
他にも、あと少しでという試合が多数ありましたね。
皆さんお疲れ様でした。
中国 オープン 世界バドミントンに続いて、

 大きな タイトルの大会、お疲れ様でした。


試合の内容について、感想をざっくり書いていきます。
 

 

強い選手を崩す方法がなかなか見つからないのが、今現在のバドミントン。
男子シングルスでは アクセスセン、 女子シングルスではアンセヨン、女子ダブルスはチェン・ジアペア。この3組は いずれも 絶対王者状態になっています。
それぞれどうやったら倒せるのか? そこにどうしても興味が集中してしまうのは私だけでしょうか。
(いつも書きますが、多少バドミントンをかじった程度の一般人です。そこのところ、ご了承の上でお読みください)


まず、女子ダブルス。
チェンジアペアの攻撃は、自分たちがスマッシュを打てる態勢へ持っていくまでの一つ一つのショットを工夫してる気がします。
もしかしてと思うのですが、直接的な決定打ではなく、その後に甘い球を上げさせる効果的な有効打が多いのが、中国ペアが主導権を握れる理由なのでは?と。

それは、下から取らせるように仕向けられてるのではないでしょうか。必ず上げるしかない打球に見えます。
例えば、ジア選手のドライブやプッシュは、相手にとって食い込まれるような打ち返しづらい球になっているので、てっきり強い球威のある球だと思っていたのですが、しかし実際には少し違うのではないでしょうか?
全力で打って、まっすぐ突き刺さるような強さのある球ばかりではない、違う球種の球が実は効果を発揮しているのではないかと思うのですが。
少し力を抜いて打ち放たれて、途中で球威が落ちて、受ける直前に減速して手元で少しドロップする形のスマッシュやドライブを打っているのではないでしょうか。
もしかしたら、打ち方で縦回転が一瞬かかって、最後のところで急激に減速して、受ける側の手元でシャトルが下向きに向きを変えるようなショットになっているのではないかと思います。
ネット前のドロップとまでは行かないまでも、少し緩めて最後にはシャトルが、より下に向くような球を使っている。相手からは下から上あげるしかない球を作っている。
もしこの予想が当たっているのなら、いわゆる緩急の使い分けともちょっと違うものになります。更に繊細な球威、急より少しだけ緩めるような球となるのではと思います。
逆にチェンジアペアは、自分たちが下から上を上げるためになってしまった時 、かなり注意を払ったりしているように思います。相手にしていることが自分たちにされると弱いということを警戒しているのではと思います。また、最近の欧米の選手たちがよくやる前衛のかなり前で構えるパターンも 警戒 対象だと思います。中国ペアにとって、前衛がかなり前にいると、下から取る取らせるということがしづらくなるからです。
全てこの推測が正しいとした上での話ですがもし この推測が当たっているのならば一旦 前衛で 構えて見せて 前すぎるところで 上から叩くということを何度かやって見せて いつものやり方ではうまくいかないんだということを相手に知らしめることができればその後 試合展開が変わってくるのではないかもしれません。


次は、女子シングルス。
茜ちゃんとアンセヨンの対戦は、あかねちゃんの方に心理的なストレスがどうしてもかかってしまうのが1つのキーポイントだと思います。
緊張感の高まりから、テンポが早くなり動作が細かくなる。それによって、逆に ワンテンポずれるとか逆の裏のタイミングになってしまうというような動きになってる気がします。
いかに ネット前で崩すかが1つのポイントになりそう。かと言って ネット 前ばかりでは相手によまれてしまうので、そこをどう組み入れるかということになると思う。
試合終盤になるとアンセオンはネット前の玉を待つようになっていました。自分でも弱点になっているのを分かっていると思う。
一例として、相手が前に出たい時が分かっていて、そこに後ろへシャトルを送るというのがうまく効いていた。
それと同じように、相手の思考の逆をいかにつくかというのが やはり最終的には求められてくるのかな と思う。

混合ダブルスは4強がベスト4に残らないという 波乱の展開。
今までの形とは違う 攻め方や自分たちなりの形を生み出しているペアが増えてきた。
まだコロナの前だったか、ヨーロッパ選手の前衛がかなり前で待つというスタイルを初めて見た時は、たまたま 今回だけ 結果が良かったのかな と思っていた。
が、そこから徐々に多くの選手が同じやり方を取り入れ始め、イングランドやデンマークなどのヨーロッパ圏で同じようなやり方がかなり増えた。これにいかに対抗していくかが、今後の混合ダブルスの課題にもなりそうです。

男子シングルス。
アクセルセンも、 男女の差はあるとはいえ アクセルセンもアンセヨンと同じような 弱点があるのではと思います。
やはりネット ぎりぎりの球を拾おうとすると、どうしても守備の穴が大きくなり、そこに弱点があるし、アクセルセン本人もそれを一番警戒しているのではと思います。
 シングルスで今後のゲーム展開の大きなターニング ポイントを作れるかになってきそうな気がします。

男子ダブルスがまだ見返せてません。
何か大事なことを見つけられたら、追記できればと思いますが…難しいかな?


高橋礼華さんの女子シングルスの解説が珍しかったです。いろんな選手のいろんな解説をしてみてほしいです。
さらに欲を言えば、いろんな方による解説も聞いてみたいです。


ついでですが。
韓国の選手は 漢字表示で日本の漢字読みで紹介されているけれど、なぜアンセヨンだけはカタカナ表記なんだろう?(?_?)