大谷選手の名セリフ、覚えてますか?……

 
最近、バドミントン関係でニュースになったことを検索されている方が多数 アクセスありました。
大堀彩さんがフジテレビ系 のミライモンスターで出ていた時の話をご覧になったようです。(注:旧ブログの方です。)
その件についてはいろいろ言いたいことがあります。大堀選手がほんとに気の毒でならないです。今回のこと、どうかうまく乗り越えてほしいです。(…この話はひとまず横に置かせてください。m(_ _)m)
 
 
 
さて、 今、何を書きたいかと言いますと、全然違う話から始めます。バドミントンの話ではありますが。
 
ちょっと時間が経ちましたが、野球のワールドカップで繰り返し放送されていた名場面を思い出していました。
大谷選手がみんなに 掛けた言葉、
「憧れていたら超えられない」って言っていました。
それを聞いてふと思いました。
バドミントンも、やはりそうじゃないですか?
 
 
例えば、バドミントンの国別対抗戦が先日ありました。
過去の戦績では中国と韓国が 数回、あとインドネシア以外の優勝はないんですよね。
個人のランキングを見ても、今もやはり、中国や韓国の選手がランキングの上位に名を連ねています。
彼らの強さは確かにすごいです。
が、日本の選手はそれを超えていかなければならない。今それに憧れてはいられないわけです。
 
が。しかし待てよ?と思いました。
J スポーツなどのテレビ放送を見ていて、ふと気になるシーンがありました。
選手たちの横で映る コーチたちの姿、……日本のOBじゃないですよね。
(これは差別的発言ではないのはお分かりですね) 
彼らはレジェンドとも呼ばれる 素晴らしい経歴を持った人たちです。彼らが今の日本代表選手たちを指導して、今の日本代表を強くしてくれたと言って間違いない。
…のですが。
彼らに頼っていないでしょうか?
これまで頼りすぎてきたのではないでしょうか?
いろんな意味で……。
 
 
もう一つ思い出すことがあります。
NHK でフクヒロペアの特集がありました。そこでも彼女たちの監督が言ってましたね。
「誰かに頼ってちゃだめなんだよ。(いま自分たちの置かれてる状況は)そんなレベルじゃない」って。
日本人って家長制度や年功序列が抜けないし、誰かに頼ったり従ったりという主従関係がどんな場面にも大前提になってると思いますが、そのままじゃ何かが違う、何かが足りないのかもしれないなと。
 
 
まず、選手の皆さんに、……いえ、これから将来、大舞台を目指そうという若年の人たちを含め、すべての選手に思うこと。
選手はみんな、普段はきっと従う側の自分たちですが、
先導者たちを超えていくぞ!ぐらいの気持ちをそこに持ったことってあるのでしょうか?
もし持てていたら、さらに進化しようとする選手たちの何かが違ってくるんじゃないか?と思うのです。

今、ちょうど オリンピック レース中で、一種の区切りの時期に来てるわけですが、そのパリの大会を終わった時、きっと何かが変わっていなければならないと思います。
選手は、コーチや監督たちを ある意味 超えて行ける、超えて自分たちで自立して、
その区切りの瞬間を終えたとき、例えれば、親離れするように、これまでありがとうございましたと言えるような、そんな「何かを超えた 自分たち」というものを作り上げる。そういうことを目指す必要があるのではないでしょうか。
(具体的なことを書いていないので何を言っているのか伝わらないかもしれませんが。(;・∀・))
 
 
そしてそれは、選手個人個人だけではありません。
日本バドミントン協会も、組織としてまた同じではないでしょうか。(日本代表のコーチの筆頭が日本人じゃないということが不満なのではなく。)
何かに寄っかかりすぎてる組織になっているのでは?と思うのです。誰かに任せてしまって自分たちで管理しようとしていない組織……それがちょうど、コーチ陣の姿に象徴的に現れてる気がします。
 
自分たちで管理するということが徹底できてないから、どこかに見落としの穴がポコポコ空いていることに気づかず、だから、選手を支えているはずが穴から抜け落ちる……それがまさに今回のような事態を招いたのかなと。
 
例えば、試合のことばかり気にしてて、事務的なことが抜け落ちるみたいな。もしくは選手や試合にばかり気を取られて、観客には配慮が無いとか。
この前書いたスコアボードの扱いも同じく。審判員はジャッジの仕方にばかり目がいき、用具の扱い方は周知してなかったし、観客席からは試合観戦の迷惑物体になってました。(ちなみに、先日の大会の観客席で、スコアボードの使い方だけでなく、副審をしていた人本人がインターバルの2minの扱いも分かってなかったって喋ってましたよ。呆れました。)
それらが示すのは、物事を多角的に見る努力が無いことや、他の方の意見に真摯に耳を傾けて、積極的に取り入れ変化して行こうとする姿勢が無いことを現しています。
 
 
日本バド協会も他のバド協会も含めて、
組織として、ちゃんと自主的に管理できる人たちで構成されているのでしょうか?
役割分担の確認と、その前に、誰かに任せきりにしていないか? 自主的にすべきなのに放置したり失念していないか?を再確認できるでしょうか。
逆に、自分たちで完結してしまったがために、結局、過去の踏襲だけに甘じて、
他人から見たら抜け穴だらけなんてことはないでしょうか?
 
 
日本バド協会も何度も良くない報道がありました。
一流の選手を育てることには長けていたかもしれませんが、次の課題は協会の組織としての精密さを自主的に育てることができるか…ですかね。
 
 
……何様が書いてるんだと誰かに言われそうですね。
すみません、ただの一ファンです。m(__)m