さてさて…
術後3ヶ月が経過し、体の調子が非常にいい私は、数ヶ月前のことを細かく追記しようなどと思っています。
前回は大学病院への紹介状を書いていただいたクリニックのことを書きましたが…
今日はこの闘病生活の中でも断トツ辛かったと言える大学病院での最初の生検の話。
私の地元では有名な超大きい大学病院。
そこの婦人科で診てもらえることになり、紹介状を持って病院の中へ…
みなさんも同じだと思いますが、とにかく大学病院ってデカすぎて圧倒されますよね…
その日は母も主人も一緒に付いて来てくれたから、まあ…ましでしたけど、緊張半端ない…
そして、そこで初めて、後に私に「ガンは死ぬ病気」と言い放つ若い(かな??)男の先生とご対面。
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詳しくは過去記事「婦人科の先生のショックな一言」をお読みください…
クリニックのおばあちゃん先生とは全然違う雰囲気…
すぐに「じゃあ、診てみましょう」と内診台へ。
先生は触診を始めて、私は痛さにこらえていた。
なんせその時の私は立ってても座ってても寝てても痛かったんだから…まあ、それはしょうがない。触診は当然だし、私もそのぐらいは覚悟してた…
でも、その瞬間、バチン‼️ってとんでもない痛みが来た。
思わず「ぎゃっ〜‼️」って声を上げて、台から落ちそうになった。
先生は普通に「あ〜動かないでください、危ないから」って…
私は何をされたのか、自分に何が起こったのかよくわからず、とにかく尋常じゃない痛さに混乱していた。
そして、
「今、ちょっと出血してますから、これから止血しますね。少し痛いですけど、動いたらずっ〜〜と出血が続いて危険ですから動かないでください」
って言われた。
頭は真っ白…
…一体何が起こってるの…??
先生は小声で「電マ」って看護師さんに言った…
頭真っ白であまりの痛さに混乱してる私でもわかった。
電気メスですね…
医療系ドラマ見てるからね…
まあ、その時はそんなこと考える余裕なかったけど…つまり、生検をして、腫瘍から出血して、止血のために電気メス…ってわけですよ…
どこから来たのか突然看護師さんが5、6人ぞろぞろと現れて、私をガシッっと掴んできた。
そして…電気メスでの止血が始まった…
正直その時のことはよく覚えていません。
動いたら危険っていう言葉にびびって、とにかく声を出して痛みに耐えました…
内診室の外で待っていた母と主人も、突然私の叫び声が響いてきて、そりゃ恐怖におののいていたそうです。
主人によると、私は「動いたらだめ〜!動いたらだめ〜!がんばれ〜がんばれ〜」って叫んでたらしい…
自分で自分を励ましてたのね…
主人の名前も何回か叫んだそうで…
とてもじゃないけど聞いてられなかったって…
無事に(とは言えないかな??)検査と処置は終わり、呆然としたまま半泣き状態で説明を聞く私…
あまりの出来事に説明は半分ぐらいしか聞いてない…
母と主人がいてくれたからいいけど、私一人だったら大変だったな…
実はこの話、書こうかどうか迷ったんです。
もしこれから検査を受ける人がこれを読んだら、怖くて怖くてしょうがなくなっちゃうから…
でも、麻酔なしに生検するなんて普通はないですよね??
どうなのかな〜…??
麻酔してください!!って言えば、ちゃんと麻酔してくれますから大丈夫ですよ。
ぜひ麻酔をしてもらってください!
実は、この1ヶ月後に、右側にあった大きい腫瘍の他に左側にも小さいポツポツがあるとのことで、形成外科でも生検をされることになるのですが(しかも3箇所も…)、生検すると聞いて私はすぐに半泣きで「せ…先生…麻酔しますか?」って聞いたんです。
私の半泣きは"お願いだから麻酔してください"っていう意味なんだけど、先生は私が麻酔を怖がっていると勘違いしたらしく、
「3箇所取りたいし、止血するために縫わなきゃいけないから…ちょっと痛いけどがんばれる?」と…
そして、すぐに看護師さんが私の横に座り、私の手を握りながら、
「リラックスして、がんばりましょう」と…
そこで私はわかった…
あ…勘違いされてる…
「いえいえ、 麻酔なしでされるのかと思って…
麻酔は全然大丈夫です!私は注射の痛みは大丈夫なんです!!何本でもお願いします!!」
と訳のわからないことを言う私…
でも、注射をされながらこんなこと思った…
確かに注射嫌いな人のほうが多いし、ましてやあそこに注射するなんて、そんなことを知ったら暴れる人もいるかもしれない…
それで検査が長引いてしまうようなら、言わずに麻酔なしでやっちゃえ〜っていうお医者さんもいるのかな〜??と…
そして、まさしく婦人科のあの先生はそういう方だったのかと…
看護師さんは、
「あら! 本当に麻酔大丈夫なのね〜!
痛みの逃し方がすごく上手〜〜!!」
ってびっくりしてた。
縫う時ちょっとチクッとしたので、もう一本追加してもらっちゃったぐらいです…
注射は痛いけど痛くない…
私が特異体質なのか…
とにかく、形成外科での生検は、麻酔のおかげで痛みなく終わりました。
婦人科での生検も麻酔してほしかったなぁ〜…と今でも時々思います…