ボルタック商店、それは滅びに瀕したその世界でも危険を顧みず武器・防具・各種道具類を売買し続ける商魂たくましい店。しかし、それでも彼にとっては甘いと映るようで・・・。
ボルタック(店主)「おお、『ささえの盾』アルか!それであったら、3000Gで買い取るアルね!」
エギル「いいや、そんな買取金額じゃあ納得いかないな!」
ボルタック「な、何を言うアル!世界共通の相場価格アルよ!何が不満ネ?」
エギル「このアイテムは善と悪の両属性の協力があって初めて立ち入ることの許される最上層や裏マップでしかドロップしない。つまり、このアイテムは7人以上の冒険者が屍や灰と隣り合わせになりながら流した血と汗の結晶とすら言える。それが、たったの3000ゴールド?割に合わないにも程があるな!6000Gだ!それ以上はびた一文たりともまからんよ!」
ボルタック「そ、そんな!それはこのアイテムの相場の販売価格!それでは儲けがゼロになるアルね!」
エギル「この街でなら稀少性は極めて高い。販売時にはもう3000G上乗せすればいい。それでも充分買い手はつくはず。それで誰もが納得するはずだ。そうは思わないか?」
ボルタック「…判ったアルよ。全くもうアンタには負けるアルね…」
エギル「フッ、勝った!」
クライン「汚いさすがに金に汚い!」
キリト「さすがに元ボッタクリ商人だっただけの事はある」
シリカ「しかも、普段の日用品の買い物の時でも、『値付けが甘い!』とか言ってお店の人に説教したりしますからね・・・」
アスナ「商売人のサガってものなのかしら…」
リズベット「要するに、このパーティーにまともな人は一人もいないって話よね」
キリト「どうしてこうなった…orz」