「成功」と「失敗」の法則/致知出版社
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を読んだよ。

ラノベばっかり読んでる訳にもいかないので。

少なくともこの本には、西郷隆盛とジェームズ・アレン(『原因と結果の法則』の著者)と二宮尊徳の影響がありますね。

そう言えば、稲盛氏には


人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ/稲盛 和夫
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ってな著作もあった。こっちはせどりはしたものの読んでいないけどね。とにかく、稲盛氏はその三者がお気に入りなんでしょうね。

・人生の目的は試練を通して己の魂を磨き、出来うる限りより高めた上で命を天に帰すこと。

・純粋で気高い善き思いにはそれ自体に素晴らしい力が宿っている。

・善き思いが人を動かし、天さえも動かすことがある。

・一生懸命に働くことこそが、人生を素晴らしい方向へと導いてくれる。

等のことが書かれています。


おれは今までちっとも知らなかったけど、稲盛氏って就活に失敗していたんですね。で、潰れかけた会社にしか入れなかったけど、そこで一心にファインセラミックを研究した。大きな成果を上げたものの、上司と対立し、退社に追い込まれる。が、支援してくれる人もいて、京セラを立ち上げることが出来た。経営なんて当初は全く判らなかったけれど、「人間として何が正しいのか」を指針にしてきた。それが今日の稲盛氏につながっていると言うことなんですね。


どうにもおれは今まで、働くって事をただお金を稼ぐという観点でしか見ていなかった気がする。二宮尊徳なんて古くさいと勝手に思い込んできた。だけれどそれはどうやら間違いだったような気がしてきた。たとえ本心から選んだ仕事ではないとしても、それでも縁あって就くことになった仕事にとことん真摯になろう。仕事を通じて己の魂を磨いていこう。そんなことを思うようになったよ。