行ってきましたよ。
ここへ↓
はい、紛れもなく看板には生長の家 富士河口湖練成道場とか書いてありますよ。
生長の家ってのは、宗教法人で、ここはその合宿とかをやる場所な訳です。
「ウソをつっキャブル!!!
こたか。は宗教を嫌っているのよ!!!」
とか思うかもしれませんが、マジです。
実際、確かにおれはいわゆる宗教って嫌いなんだよね。
それは人間を神の奴隷と見なすものだと思っているから。
根っこに大差は無いくせに、僅かな教義の違いで争いを繰り返させる罪作りな代物だとも思ってました。
なので、某成功法則本を読んでて「神」と言う単語が出てきた瞬間、壁に投げつけたりもしたし、
父親がどこからか○○の科学の小冊子をもらってきた時には、即座にゴミ箱へボッシュートしたくらいだったよ。
だけど、おれは今年の正月に、たまたま生長の家のラジオ番組を聞いたんだよね。それを聞いた時、
「あ、意外とまともなことを言ってるじゃん!」
と思ったんですよ。
で、ホームページを調べてみると、過去の放送がポッドキャストになっていたり、膨大な量のお悩み相談がうpされていたりしたので、それを見聞きしてみると、『原因と結果の法則』や『7つの習慣』と大差ないようなことも言ってるんだよね。
中でも一番おれが心を惹かれたのは、
「人は神の子、完全円満」
って言葉でした。
ここの教義によると、この目に見える物質世界は見せかけで、神様が作った全てが完全で円満な世界が本当の世界なんだそうだ。で、人間も神様が作ったものだから、決して不完全には作られていない。本来は神の子で、完全で円満な存在なんだそうだ。
だから、今現在ひどく残念な状態の人がいたとしても、その人も本来は神の子だから、良くなるしか無いんだって事なのだそうだ。
そう言えば、『窓際のトットちゃん』で、フリーダムすぎて小学校をクビになった幼い黒柳徹子さんに、転校先の校長先生が、「君は本当はいい子なんだよ!」って言っていたのと似ているかもしれない。
でも、この言葉は確かに素敵な言葉なんだけど、どうにもおれの心に完全にしみ通っていかないんだよね。
いや、この言葉だけに限ったことじゃあ無い。
おれは父親が倒れて入院した時期や、他界してから、一人暮らしを余儀なくされるようになってからと言うもの、実にだらしのない生活を送ってしまっているし、成功法則本や情報教材なんかでどんなにいいことを学んだとしても、イマイチ実践に踏み出せないでいた。
どうもそれは、おれが自分自身を大切に扱うべきものと、どうしても思えないかららしいんだよね。
これは決して小さくない問題なんだよ。
このままじゃあ、今後何を学んだとしても、自分の人生に活かすことが出来ず、一生現実を変えることが出来なくなりかねない!
一体どうすればいいのかなんて、見当もつかなかった。
けれども、生長の家には、『神想観』と言う、独特の瞑想方法があるらしく、どうもそれを実践すれば、多少は違うように思われた。
で、本を買って読んでみたんだけど、何だか全然やり方が判らない。このままでは埒があかない。こうなったら、どこかで直接教えてもらうしか無い。
そう思って、おれは今回、この生長の家の富士河口湖練成道場での3泊4日の練成会ってものに参加することにしたんだわ。
宗教嫌いのおれにとっては一大決心だったよ。
法外な金額のツボを買わされたり、逃げ出すことが難しい環境に置かれて意に沿わないことをさせられたりしたらどうしようとも心配した。
だから現金やカード類は最低限しか持っていかなかったし、現地には自家用車で向かい、いざという時にいつでも逃げられるようにしたくらいだった。しかも現地の駐車場に着いても不安の余り、なかなか車から降りる気になれなかった程でした。
でも、それらは全て取り越し苦労だったよ。
その気になれば歩いて行けないこともない距離に駅があったし、別にツボ等を売りつけられることも無かった。
教義の書かれた本を何冊か購入することを推奨されたけど、決してそれは強制では無く、シカトして買わないことも出来た(それは真摯さに欠ける行いだと思ったので、あえておれはほとんど購入したけどね)し。
そして、この3泊4日を経験しておれがどうなったかというと・・・。
・・・そろそろ書く気がもげてきたので、次回のお楽しみって事でw