自炊を始めましたと言う割には、余りにも仕事が忙しすぎて家にすらろくに帰れず、自炊の森で一部うまく読み込めなかった本ぐらいしか処理できていなかったりしました。断裁機なんかは箱から出してすらいませんでしたorz

昨日は久し振りに一時帰宅できたので、ようやく断裁機を箱から出し、本格的に自炊を開始しました。

今回自炊に挑戦したのは、四六判ソフトカバーのビジネス書数冊と、あと薄いハードカバー一冊。

まずは手持ちのディスクカッター型断裁機(カール事務器のDC-210N)でも背表紙をカット出来るように、本を数十ページずつにバラす作業から。

しかし、うまく切れないorz 背表紙で紙を束ねて固定している接着剤が固すぎて、なかなか水平に切れない。

業を煮やして思わず電子レンジに本を突っ込み、三十秒ほど加熱すると心なしか柔らかくなり、それで多少スムーズに切れるようになりました。なお、ウチの電子レンジは500wですが、レンジの個体差や本の厚さでの違いもあるので、鵜呑みにせずに微調整して下さいね。

DC-210Nは公称で一度に40枚カットできる事になってますが、確実を期す為およそ半分の20枚(40ページ)ずつカットする事にしました。これなら一度に刃をスライドさせるだけで切れるかと思ったんですが、結局一度ではきちんと切れず、一往復以上はしなくてはならない様でした。

それでも目で見る分には切り口は綺麗なので安心して作業を続けました。

ScanSnap S1500も一度に50枚程度しかフィーダーにセット出来ない事になってますが、スキャン中に足して行くことで途切れさす事無くスキャン出来る様です。途中でたしていくと、既にセットしてあるものと完全には重ならないので、「大丈夫か?」と一瞬心配しましたが、ScanSnap S1500はそんな事は気にせずキッチリと取り込んで行ってくれます。
いやあ、実に優秀ですね。

ただ、カットの状態が悪かったページはさすがに詰まってしまいました。まあ致し方ないと思いながら、スキャナ本体の内部を開けると、何とそこには!

四六判の紙幅のラインにうっすらと白い粉があるんですよ。そうです。背表紙をカットした時に切断面から目には見えない程小さな繊維がバラけてしまったんでしょうね。おまけにディスクカッターの刃が一往復して二度切りしてるんで、よけいに切断面の繊維が荒れた状態になっているんでしょうね。

目で見る分には決して切断面が荒れている様には見えないし、ページとページがくっついたままになってないかと、何度もパラパラめくったりしたんですけどね。それで防げるものでは無い様です。まさに金子みすゞの詩で言う様に、

見えないけれどあるんだよ

でしたよorz

紙一枚から出る粉は少なくとも、それが数百万枚ともなったら…

まずはエアダスターを買って、内部を掃除して、余裕があったら、別の断裁機の導入も検討しよう。


iPhoneからの投稿