ディセント [DVD]/シャウナ・マクドナルド
¥1,500
Amazon.co.jp


旧作DVDレンタルが今なら100円!って状態が半年以上続いている某ツタヤで何度来店しても貸し出し中で、最近になってようやく借りられた作品だったりします。買おうって気は・・・無かったなあ。


川下りや山登りなどの過激な冒険が好きな女子グループが、交通事故で家族を亡くした仲間を励ます為に久しぶりに集まり洞窟探検へ。

洞窟とは言えガイドブックまである観光スポットで、危険は全くないと楽観していたにもかかわらず突然崩落が発生してしまう。

戻る道は塞がれたもののガイドブックを見れば大丈夫でしょとたかをくくっていた彼女たちにリーダーのジュノは


「実はここは観光スポットのボアム洞窟ではなく前人未踏の洞窟で、ここに行くという申請もしていないから助けも来ない」

と告げる。


とにかく出口を探そう先に進む彼女たちだったが、前人未踏のはずなのに何故か100年ほど前のハーケンが残されていたり、人影か何かが見えたり、声か何かが聞こえてきたり、何かの生き物の骨が大量に散乱していたり、仲間の一人が足を折ったり、不吉な兆候が続く中突然に・・・


地底人が現れ襲ってくる。


彼女たちは果たして生きて地上に出られるのだろうか?



ってな話。




正直言うと凡作ですね。


洞窟が舞台ってのは新しいような気がするけど、地底人のあの造型はどうかと。デザイン的にはいかにも低予算ででっち上げてみましたって感じだし、真っ暗な洞窟の中に適応したせいか目が退化して見えないのは判るんだけど、耳がいいとしても小声すら聞き逃さないって程でもないし、横たわっている女性の体に触っても触感でも体温でも獲物と気付かないなんて、野生動物としてはダメダメでしょうよ?しかも腕力が女性と大差ないってのはどうよ?壁を素早くよじ登ったり、天井のわずかな凹凸につかまったり出来るんだったら相当に力が強いはずなのにね。


あと、女性同士の疑心暗鬼も今ひとつでしたね。旦那が口癖のように言っている言葉が刻まれたアクセサリーを別の仲間が持っていたってだけでは、どれほど親密かなんて判らないでしょうに。それにグループ内の公然の事実だったってんだったら、こんな最悪なタイミングで知ることになる前にそれとなく他の仲間が教えとけよ。って感じなんですけど。



あのラストもね。

トラウマのある女性がたいまつの炎でトラウマを呼び起こされて放心している間に地底人がすぐそこまで・・・。


って感じなのに、実はこの女性生きてて続編に出てくる?何で?


しかも、仲間の旦那と不倫してたことがばれて、復讐の刃を足に受けて洞窟に取り残された女性が生きてる?何で?


あんな傷を負ってて地底人の集団に勝てる訳ないでしょうに!それにそんな女を生かしておくことは物語として正しいか?罪は裁かれるべきでしょうに!


そんな訳で、余り有意義な1時間40分ではなかった。


ううう、もう無いんですかね?おれがまだ見ていなくて、大絶賛したくなるほど面白いホラー映画って・・・。