お人形の供養をしてくれる神社の検索をした。


割と近い場所にあったけど、5月まで待たなくちゃいけないのか。


忘れないように気をつけよっと。


これは、私の初節句の時に買ってもらったという「潮汲み」のお人形。


若い時は、大切に思うことなんてなかったな。


母親に、持って帰ってと言われても、邪魔だし要らない、って断ってた。


引越しの準備中、妹に、お人形どうする?と聞かれ、まだあるの?って感じで、すっかり存在を忘れていた。


何か縁があるのかな、自分で処分した方がいいかと思い、引取りに行く事にした。


けど、行ったら、お人形は見つからなくて、おかしいね、まあ、ないなら仕方ないね。


と、あまり探さず、すぐに諦めてしまっていた。


そして引越し。


翌日、妹が用事で前のアパートに行った時、そこに大事な物を置いてきてしまった。


また後日に、アパートに行がなければいけなくなり、

渋々、行ったみたいだ。


窓を開けると光が差し込んで、ふと全開の天袋を見たら何か茶色い縁のカドだけが見えたらしい。


何かある。


って思って、覗いたら、あのお人形だったのだ。


見つけた時は、めちゃくちゃ怖かったそうだ。


私もその話を聞いた時は、鳥肌が立った。


忘れ物をしたのは、お人形が置いていかないでって言ったのかもねって、妹に言われて更にまた鳥肌が。


なので、普通ゴミと一緒に捨てるなんて、したら絶対にダメな気がすごくする。


かなり色褪せてしまっているけど、母は捨てずに持っていた。


多分、自分にとっての思い出があるんだろうな。