「ソウルフルな経済学」 | Jiro's memorandum

Jiro's memorandum

泉治郎の備忘録 読書の感想や備忘録 ※ネタバレ注意
【経歴】 日本株アナリスト、投資銀行、ネットメディア経営企画、教育事業経営、人材アドバイザー、新聞社経営管理、トライアスリート

★★★☆☆

いろんな経済学のつまみ食い、という感もあるが。
経済学というのは、まだまだ進化途上で、生物学にも劣らず奥が深いな、というのが読後感。

大勢の学者がいるのに、なぜいつも景気対策が効果を上げないのだろう、と疑問であったが。まだまだ研究の余地は残されているということだろう。いつか本当に効果のある公共政策を鮮やかに行ってくれる、そんな日が来てほしい、と思った。


エコノミストの間には、経済学とはなにか、ということについて新しい統一見解がある。それは、競争市場の研究ではなく、何百万もの個人的決定の集合体としての社会を、歴史や地理や人類の進化史によってかたちづくられた特殊なコンテキストにおいて理解することなのである。P.359


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