最近、香山氏の本も書店でよく見かける。この本はいかにも新書の読者層(中高年男性)にうけそうなタイトルだ。
学校や親に”お客様”のように扱われてきた今の若者は、甘く弱い。精神的に脆い。きれやすい。学力がない。簡単に傷つき、うつになりやすい。現在志向で、想像力がない。ただ、「情報強者」であり「競争」や「自己責任」の理解はある(新自由主義社会の申し子だけに)。「目立ちたい」という自己顕示欲があり、それがサイバーカスケードに走らせる。
ネガティブな内容が延々続き、読み終わる頃には、日本の将来にずいぶんと悲観的になってしまう。
しかし、これが今の若者の現実なのかもしれない。現実を直視して、これからどうやって教育を変えていくかが問題だ。
私は若者が嫌いだ! (ベスト新書)/香山 リカ
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