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待合室には私達だけ。

調停の時を思い出し、更に緊張していた。


「まずは私だけ行きますね。」


弁護士さんが出ていきました。




どのくらい待ったか、、、

弁護士さんが待合室に戻ってきました。




「旦那さんには別の待合室に戻ってもらったので、

モモさん来てください。」



いよいよだ。




色々な事が頭の中を巡っていき、

緊張でどうにかなりそうだった。


このまま


「じゃっ!!バイバイ


と言って逃げ出すことが出来たら、、、



そんな事を考えながら、無機質な廊下を歩いた。




部屋は会議室のようで、大きな丸いテーブル。

今から誰かのプレゼンが始まりそうな、

そんな雰囲気の部屋でした。




初めて見る裁判官。

ローブみたいなものは着ていなくて、カラーシャツのラフな格好。




男性で、50代後半くらいかな?

想像していたのと少し違った。

若々しい感じでした。





「今日はよろしくお願いします、、、」


と言いながら席に着いた。

裁判官は挨拶も何も特になし。

目も合わせない。



こんな感じか。

嫌な予感。



席に着くと、


👨‍⚖「うーん、まぁやっぱり相手方は無理だって言うんですよね。」



と、話し始めた。


弁護士さんと。


前回の裁判のおさらい?

のような感じで、


元旦那の主張はこうであぁで。

せめてこうしたらどうかと思うけど、とか。



弁護士さんも、

私が伝えた事や思っているであろう事を話す。


 



なんだこれ。


聞いていれば、

元旦那が無理って言うからね〜

とか言うし。

それ、通すつもりなの??


弁護士さんは、


「あの人、調停でもウソだらけだったし信用出来ませんよ。」


と、反論している。





私は聞いているだけだった。





はっ?





何も進展しない中身。


無理って言うし、これでいく?


みたいな雰囲気だ。

それに対して、弁護士さんはもちろん反論し続けている。



なにこれ?

あ、アルアルのやつだ。



5分ほどやり取りを見ていて、察した。




「まぁ、もう一度相手方を呼んで話してみますけど、、、」


おいおいおいおいで



待て待て待て待て待て待てムカムカ



おいおいおいおーい!


私は今ここに何のためにいるんだよ?

お前(失礼)、私に聞きたいことあるんじゃなかったの?

何か私に提案するなり、話す予定じゃなかったっけ??



引っ張り出して来て、納得させるためにここに呼んだのか?




いつもの、本人置いてけぼりになる予感大。



続きます。


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