【USJ】クローズした「スパイダーマンザライド」トリビア
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを代表するアトラクションとして、累計1億人以上を楽しませてきた「スパイダーマン・ザ・ライド」。国内外に多くのファンを持つこの人気アトラクションが、パーク体験のさらなる進化に向け、2024年1月22日(月)をもって20年の歴史に幕を下ろした。
ゲストは7月4日の独立記念日の夜、スパイダーマンの正体であるピーター・パーカーが働く「デイリー・ビューグル社」の見学ツアーに参加。その最中、邪悪な組織シニスター・シンジケートが出現し、ニューヨークの街を襲い出す。この事件をスクープすべく、「スクープ号」に乗って緊急取材に繰り出し、目の前で繰り広げられるアクションを体感することになる。
今回は、普段VIPツアーの一環として組み込まれている、スパイダーマン・ザ・ライドのパーク・コンシェルジュ・ツアーに特別に参加させてもらった。エクスプレス・ゾーンを通りながら、各部屋の細かなこだわりを聞くことができる。電話が鳴り響く部屋に置かれたカレンダーは7月3日までに×が記入され、今日が7月4日、アメリカの独立記念日であることが表現されている。取材日が偶然にも同日で驚いたが、いつ訪れてもこのカレンダーは、シニスター・インジケートがニューヨークを襲った7月4日を示しているとのこと。また、事件は夜に起こったため、何時に訪れてもクルーは「こんばんは!」と挨拶してくれる。
随所で目にする編集長のポスターは、6カ所に飾られている。それぞれ、服装だけでなくネクタイの柄まで違うというこだわりぶりで、1枚として同じものはないので、見比べるのも楽しい。さらに、大広間の天井には、スパイダーマンを思わせる赤いクモのデザインが張り巡らされている。意外と見上げる機会はないが、最後にしっかり見ておきたい。
ライド中はもちろん、待合列を移動中に流れるアニメーション映像もすべて、このライドのために制作されたオリジナル。つまり今しか見られないので、しっかり目に焼き付けて。
ライド中の豆知識としては、原作者スタン・リーが登場するというのはわりと知られているが、その数はなんと4回。さらに、同じアメリカ生まれのヒーロー・アイアンマンは2回登場しているらしく、全部見付けるには何度乗ればいいのか…?ちなみに、ライターは担当編集に教えてもらった原作者1回しか認識できなかった。
長い歴史を持つスパイダーマン・ザ・ライド。目の前に迫る悪役とスパイダーマンの戦いをはじめ、コンシェルジュから説明を聞いたあとには、ライドまでの道のりも楽しむことができた。