おはようございます☀️
草津温泉盛り上げ隊のこたろうです🌻🌻
9月17日から9月21日頃までを
七十二候「玄鳥去」
読み方は ツバメサル
意味は 燕が作った巣を飛び立ち、南へ向かう時
ツバメは、子を産み育てて気温が低下して餌が少なくなると、南へ移動していく鳥類です。
ちなみに、ツバメが移動していく南とは、数千キロ離れた東南アジアやオーストラリアの方角です。
1日300km以上も移動していくので、まさに体力お化け👻ですね✨
陰暦八月〜つばめ去り月〜
陰暦の八月である葉月は、ツバメが南へ下り日本から去っていく時期であったので、『燕去月(つばめさりづき)』という別名があります。
ツバメは気温に関係なく、日照時間の長さを感知して渡りを開始するため、年によるズレが少ないことも有名ですね。
ツバメの子育てとは?
ツバメの子育てはとても魅力的な一面があります✨
ツバメは毎年2回子育てを行いますが、最初に巣立った一番子がお兄さんお姉さんとして二番子たちを外敵から守る行動を見せたり、子育てできなかったツバメが親の給餌に参加したりして、ヘルパーの役割をこなします🐦
巣立ってからも一緒に行動するのでたちまち小さな集団となり、ピチクチュとにぎやかにおしゃべりをしています。
じきにご近所さんたちとも仲良くなり、夏には数十羽の集団を作って電線に止まっていたりしますが、その後はさらにまとまって大きな群れを作り、葦原や林のねぐらで眠るようになります。
ツバメの宿としての葦(あし)
日本は「葦原の瑞穂の国」とよばれますが、葦原はツバメたちにとっても重要なお宿。
葦はさまざまな生物の命のゆりかごです。
水中の稚魚を育て、さまざまな鳥を営巣させ、弱い生物たちを守りながら、葦一本で年に2トンの水を浄化する力を持っているんです!凄くないですか?
ツバメにとってもなくてはならないねぐらを提供してきた葦原は、年々減少しています、、、
そのため近年はツバメのねぐら確保のため、各地で調査が行われ、葦原の保護、整備が行われるようになってきました。
そうでなければ、いつしかツバメを見かけなくなった、ということになってしまうでしょう。
長い旅路に絶対に必要なねぐらです。どんなに飛んでもねぐらが見つからず、休むことができないとしたら、辛いですよね。
私たち人間もそろそろほかの生きもののことを考えて、しっかり助ける立場をとりたいものです。