今季も好調な開幕ダッシュを切った中で心配なのが上林の正木。藤本監督は外野の一角を争わせていますが、一向に打てる気配がありません。


正木が7試合で14打数無安打で6三振、上林が9試合で20打数2安打の6三振と大ブレーキ。チームが好調のうちはいいのですが、例年だと今週辺りから打線が貧打期に入ります。そうなると今の調子のままで起用するのは厳しくなってくるのではないでしょうか?


2軍では井上が36打数13安打で.361、野村大は28打数10安打で.357、昨季の実績のある柳町も少ないながら18打数6安打で.333と結果を残しています。

中村晃のポジションを外野にすれば、内野の井上や野村大を起用する事も可能でしょう。柳町なら外野でそのまま起用出来ます。藤本監督は正木に50打席はチャンスを与えると言っていますが、今のまま打席数を消化するのは無駄だと思います。


昨季のコロナ激震のような事があれば別ですが、普通なら若手を試せるのは夏前まで。その間に実力を見極めなければなりません。正木に50打席を与えるというのは賛成ですが今ではないと思います。一度2軍に落として調子を上げたところでスタメン起用してあげるべきではないでしょうか?


ポジションは異なりますが昨季は杉山に拘り続けました。四球を連発し試合を作れない投球を続けたにも関わらず、使い続けましたが改善はありませんでした。今の正木を使うなら昨季の杉山と同じ事になりかねません。2軍で打席に立たせ調子を上げさせる方が近道になるのではないでしょうか?残りの打席のチャンスはそれからでもいいと思います。


上林も今のままなら一度降格させた方が賢明でしょう。良い時は右手が返らずにボールをバットに乗せれますが、今は右手が返ってしまって捏ねている為、ゴロになりやすくなっています。タイミングの問題ならば打席数を増やす方が復調は早いと思いますが、フォームの問題なら固まるまであまり起用しない方が良い為、今のままの起用法の方でいいかもしれません。


首脳陣からすれば三森が復調せず、新外国人も不振、野村勇が故障離脱となっている今がチャンスの与え時と考えているかもしれませんが、実績の無い正木のような選手には不調時は1軍で少しずつ打席数を与えるよりも、2軍でまとめて打席数を与える方が効果が出やすい気がします。