早くも春季キャンプまであと僅か。10年に一度と言われる大寒波襲来で寒さは増していますが、球音が到来するのは目前です。


今季はどんな選手が急成長を見せてくれるでしょうか。キャンプのメンバー振り分けでは新人の大津、松本晴、生海がA組に抜擢。過去に例をみない44人の大所帯となりました。逆に言えば、大所帯になるとい事は振い落しも多くなると言う事です。日々が厳しい戦いの場となるでしょう。


特に22人を選んだ投手陣。千賀が抜けた先発陣は底上げが要求される中で、誰が生き残れるでしょうか?補強としてガンケルや有原を獲得しましたが、先発の座を無条件で与えられる訳ではありません。中継ぎから転向を目指す森や藤井も目の色を変えているはずです。キャンプが調整の場だったのは昔の話、今は初日から全力で戦えるように自主トレで仕上げてこないと話になりません。


野手では争いが加熱しそうなのが外国人枠争い。今季も1軍登録は5人が予想されておりますが、投手は3人になる可能性が高く、野手に振り分けられる枠は2人だと思います。ガルビスも昨季同様の内容なら即降格になると思いますし、アストゥディーヨ、ホーキンスも初の春キャンプですが、調整などと余裕を言う事は出来ないでしょう。通常、外国人はキャンプ途中からの合流になりますが、今季はそんな悠長な事をしていたらチャンスは無くなると思います。初日からバチバチの急流に馴染めるかも気になります。


そして最大のアピールチャンスを与えられるのが捕手陣。甲斐がWBC参加で抜けるのでオープン戦はほぼ不参加となります。このチャンスを誰が活かせるでしょうか?

順当ならFA移籍してきた嶺井が投手陣の特徴を覚える為に中心になるでしょう。そしてA組の捕手には強肩の谷川原と、打撃が魅力の渡邉が居ます。ただし、厳しい言い方をすれば捕手としては足りないものだらけの2人。どこまで成長しているでしょうか?キャンプ当初はB組スタートですが海野にもチャンスが与えられると思います。厳しいキャンプを勝ち抜き、オープン戦でマスクを被れないようでは、シーズン中の捕手起用は無くなってしまうくらい厳しいものになると思います。甲斐と嶺井に続く枠は1つのみ、誰が掴み取れるでしょうか?


あと数日で球音が鳴り響く日々が始まります。