もうすぐ7月 母は簡単なリハビリを続けていた 歩くことはかなわないからせめて手が動くようにコップを重ねるだけのリハビリを幼な子のような笑顔で楽しんでいるようだった なにより話し相手がいることが嬉しかったのだろう 母はとてもおしゃべりな人だったそして私の姉2人もよくしゃべる人たちだ 私はそのマシンガントークに入れず聞いているだけだった そんな私を お前はおとなしい子だと言った 違うよ 話す隙が見つからなかっただけだよ と母に伝えたい