龍門司焼陶器まつりは作業場や登り窯を解放したオープンな陶器まつり
等身大で自然体なお祭り感がホッとする
まるで古きよきふるさと

さて
広い土間の作業場
風は通っているのに
足下からのあのしびれるような冷えこみがない
薪ストーブ
よく見ると大きな薪というより丸太?が土間を仕切った一角で燃えていた
その横には仙人のような風格と存在感の主が椅子に座っていらっしゃる
寒いはずのその場所が
自然の中のあたたかさと熱をたたえ
柔らかくすべてを包み込むような空気感
そこに自分が居ることを自然に感じる
見学者の私にはめちゃくちゃアウェーなのに(笑)

陶工というお仕事に思いを巡らせてみると
陶器の材料となる土をほり、
その土を水にさらしながら材料としての質をあげ
器をつくり
空気(風)にさらし
最後に登り窯で火をたくみに操り時に任せ
焼き上げる
自然と職人の結晶が作品

陶器まつりに並ぶ陶器は、店舗だけでなく、作業場や登り窯周辺にもあり、一体感に感動

いろいろな窯元を見学してきたけれど、こんな風に素朴で質実な風景と時代と今と作品の一体感を感じたことがなかった

そんなことを感じる自分に驚いたり、
写真を撮る心境の変化に気づいたり
ただあるとかいるとか
そのまま、ありのままとか
やっと自分にそれをゆるす?!基盤?軸ができてきたのかなとか(どんどん意味不明、笑)

まさか陶器まつりで今年の自己成長を感じるなんて私らしい!笑
そうして来年の抱負も見えてきた
 
私も自然のように循環させていこう
ずっと自分になだれ込むあれこれを
せきとめるだけのダムだったかも
水漏れしながら?
いや何度も決壊してたかも!

これからは小川の流れのようになろう
きらきらと周りを潤す穏やかな流れに
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松元佳子