父方の祖父、素敵な思い出がたくさんある。
その中のひとつがオルガン。
オルガンを教えてくれた祖父。
戦中まで教師をしていた。
そんな祖父の家にはオルガンがあった。
小学生低学年のころ祖父の家にしょっちゅう泊まりに行っていた。
ひとりでも家族でも。
そんな祖父の家で祖父と過ごす時間は私にとって特別幸せな時間。
祖父が休みの日は、祖父と童謡や唱歌のレコードを一緒に聴いた。
レコードの扱い方も祖父は教えてくれたな。
レコードを一通り聴き終えたら、お気に入りの曲をリクエストして祖父にオルガンで弾いてもらう。
祖父が和音を教えてくれ、伴奏のお手本を弾く。
祖父と一緒に椅子に座って、オルガンを弾きながら歌う。
いつも穏やかで優しく教え上手、怒られた記憶がない。
否定されたり、ダメと言われたことがない。
それはオルガンに限らず。
私が祖父の後ろをついて回り、わくわく楽しそうに見ていると、祖父は私のわくわくを察してなんでも「やってみる?」って聞いてくれた。
最初は危険なポイントと注意するべきところだけ教え一緒にやってくれて、後は自由にさせてくれる。上手にできたら、そのときコツを復習してくれた。
斧で薪割をしたこともあった。
田んぼの土手の草刈りを興味津々で見ていたら、鎌の使い方を教えてくれた。
一緒に草刈りをして、帰ったら鎌の手入れも教えてもらった。
お米の脱穀の作業を見ているのも好きで、それもやらせてもらった。
もっともっとたくさんのことを一緒にやって教えてもらった。
小さな私に作業を中断して、なんでも丁寧に優しく教えてくれた祖父。
愛されてたんだな。
楽しかったな。
懐かしい祖父の優しい笑顔。
思い出せて良かった。
大人としての在り方を思い出させてくれる祖父。
有難い存在。
私は幸せ者。
皆さんは素敵な思い出ありますか?
思い出すとジーンと幸せな気分になりますよ。
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松元佳子
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