子どものころから料理を作っていた私。
今はネットで調べて注文してすぐに食べられるし、作るのだって簡単。
でもでも当時は、そうはいかない(笑)
地方の田舎に住んでいたんだもの(笑)
食べたい料理があったとして、それに必要な調味料、材料、作り方がまずわからない。
とくに洋風(スパゲッティとかw)、中華風、お菓子。
レシピを探すために、図書館や書店で立ち読みして慎重に本を選ぶ。
難しい漢字が読めなくて、それを調べる辞書がいるとか(小学生のころw)
本に書いてある手順が理解できないとか、知りたいところが書いてないとか
(今思えば基本を知っている前提の本だったんだろう)
道具がないとか
(電子レンジなんて見たこともなかったし存在を知らなかったwwwその前にオーブンもなかったw)
売ってない食材とか
(小学生の頃、生クリームとか溶けるチーズとか売ってなかったwスーパーができ始めたころだったなw)
あげたらきりがない(笑)
そんな昔を思い出して。
「今はなんて便利で幸せな時代なんだろう。」
と幸せをかみしめた(笑)
昔作るのに1時間かかった料理が今や時短であっという間にできる。
調理家電がめんどくさいことは全部やってくれる。
なんて素晴らしい!
だからなのか、もっともっとと強欲になってしまうことが多い。
謙虚さを忘れるというか(笑)
いまあるもののありがたさを忘れがち。
豊かさは、いまあるもののありがたさを感じる力で増え、それが幸せな気持ちを生み出すもの。
日々の食事作り。
たまには昔みたいに丁寧に手間暇かけて作ってみると、ひとつひとつの作業に集中して思考がとまっていることに気づいた。
その感覚は心穏やかで少しの緊張感があって心地よい。
例えば火加減。
鍋の音や素材から出る音
一瞬で変化する素材の色
蒸気の出具合
材料が煮えたり焼けたりする匂いの変化
五感をすべて使い集中。
集中していないと失敗するし、美味しいタイミングを逃す。
そういうことを思い出して、便利な調理家電を使うと、大切に使おうと思うし、丁寧に扱う。
自分にも道具にも優しくなる。
そうすると幸せな気分で料理するから、いつもの料理がいちだんと美味しく感じる。
豊かさってこれだ。
平凡な幸せはここにある。
自分が気づいていなかっただけ。
もったいないことしていたな(笑)
もったいないことは、まだまだたくさんありそうだ(笑)
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松元佳子
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