日常生活でやりたくないこと、ありますか?
あるある!という方は、ぜひリストアップしてみてください。
 
実は私、日常生活でやりたくないことだらけだったんです(笑)
まず起きたくない(笑)
家事全般したくない(笑)
とにかく何でも誰かにやってもらいたい!(笑)
くらいに重症でして(笑)
 
今にして思えば、子どものころお姉ちゃんだからと親に我慢させられたのがきっかけで、過剰に自分で自分に我慢を強いて生きてきました。
私が我慢したら親や大人と面倒ないざこざが起こらず楽だから我慢しようと思ったんですよね。
だから我慢を美化する自分がいた。
一方で、我慢ならなくて生きているのが辛いと思う自分もいた。
だから「私はなぜ生まれてきたんだろう?」と疑問を持たずにいられなかったんだと気づきました(遅っ!w)
 
それで認知症両親が施設暮らしになったタイミングで自分を振り返り、少しずつやりたくないことを口に出し家族に伝え、やならないということを試し続けてみた。
 
それで今どういう感じかというと。
すごく楽
とてもひねくれていた自分が、かなり素直になってきた。
やりたくないことは、やらない
やりたいことは、どんどんやる
 
そのために言葉に気をつける。
自分と自分、自分と人をつなぐ言葉の選択がコミュニケーションを円滑にします。
嫌な気分になる言葉を使わない
肯定的な表現を心がける
 
(自分が否定の塊人間だったということに気づいたときは愕然!)
ただしゃべっていると気づけない
文字として、文章として見ると、気づく。
(ブログやSNSやLINEでのやりとり)
自分の脳内の言葉、話す言葉、書く言葉にいかに無意識だったか思い知ったんです。
 
素直になるためには、自分の思考や感情を常に意識する。
これまでの経験で刷り込まれた無意識は膨大で、意識的にそれを矯正するのはなかなかの苦労。
でもこれはやりたい苦労。
丁寧に矯正していくと、自分とも家族とも信頼関係が深まる。
それが心地よさになって、もっと丁寧にお互いを尊重することを大切にできるようになる。
穏やかな日常にしあわせを感じられる。
 
やりたくないことに素直になって、
そのことの理由を少しずつ深くしゃべれるようになって、
するとお互いの違いを知ることができるようになって、
気分よく会話することができるようになると、
優しい日々を過ごせる。
「快適」
 
経験とは、良いも悪いもなく、ただするもの。
そういう言葉が、すっと入ってきて納得できる自分。
なんだか心地よいのです。
 
なので、やりたくないことに素直になって、やらない選択をすることをおすすめします。
Effect_20170603_073328.jpg
~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~
松元佳子