元気な高齢者でお得大好きな義父。
ところがいくらネット通販がお得でもそのお得だけは通用しない!
超現物主義!な義父。
 
義父はテレビ通販では何度も買い物しています。
が、なかなか失敗が多い。
昨年も失敗した温風フライヤー。
「欲しかったらやるで!」と義父に言われた私(笑)
上手にお断り(笑)
 
 
長い前置きwごめんなさい。
 
元気な高齢者である義父は、とにかく自分だけを信用しているお得大好きな昭和生まれ。
ここに数々のトラップがありまして(笑)
 
このトラップを乗り越え、義父も私たち夫婦も気分よく買い物するために気をつけるべきことがいくつもあります。
 
といいますか。
認知症両親の在宅介護で、数々の失敗を経験し得た元気な高齢者の家電選び(買い替え)のコツをご紹介します。
 
「使いやすい」
これが最大のトラップ
お互いの信頼関係の摩擦になりやすいので要注意
 
誰にとって「使いやすい」のか?
使う人にとっての「使いやすい」の定義は何か?
 
これについての詳細な確認を怠ってはなりません。
結局使わないということになりかねない。
また、認知症の初期など家電の買い替えで混乱し、便利になったはずの新しい家電が逆に身体機能ややる気の悪化を招きやすいので注意です。
 
もっとも気をつけないといけないのは、自分が使いやすいものをごり押しして購入すること。
アピールとかプレゼンは大事ですが。
 
元気な高齢者の家電選びは、
・これまでと同じ機能が同じように使える
・むしろこれまでよりもっと目的用途が絞り込まれた単純なもの
・これまでと同じもの
が使いやすいし、長く使われる可能性が高いのです。
 
 
さて。
義父と炊飯器を家電量販店に見に行きました。
 
どこで購入するか?
・家電量販店は展示してある商品数が多く、興味の範囲が広い方向き
・低価格で単純使いやすい商品は、ホームセンター、大型スーパーへ
・もしも長年のお付き合いの電気店がある場合はそちらで
 
長年お付き合いのある電気店が良い理由
なぜなら多少お値段が高くても、日常のフォローや修理など気軽に相談でき、取り換えアドバイスなど的確にしてもらえるから。
マイカーがない場合など特に。
認知症両親の在宅介護中は、昔からお付き合いのある電気店のご夫婦にお世話になりっぱなしでした。
私は車を持ちませんし、電球1個でも電話一本で交換して古いものを回収してくださるのでとても助かります。
これが安いだけのお店との違いです。
 
 
義父は実際いろいろ目で見て触ってみたい人なので、家電量販店へ。
テレビ漬けの義父は、情報と好奇心はすごくある。
だから最新の高級炊飯器も見て見たい。
(見るだけであきれる義父www)
使う炊飯器は、これまでと同じ機能で十分。
骨折の後遺症で重いものが持てないので、軽いこと。
義父の感覚は見た目情報に大きく左右される。
義父、後でもっといいものがあったとわかったら、自分のことは棚上げでw私たち夫婦がねちねちずっと言い続けられる面倒がある。
 
結局義父が延々時間をかけ購入したのは、これまでとほぼ同じ機能大きさ重さで、義父が欲しいと思っていた釜炊き機能の炊飯器。
見に行く必要があったのか?と思いがちですが、価値はありました。
私のこれまでの経験の検証できたのですから(笑)
少なくとも義父は大満足しておりました!
それが一番です!!
 
義父の希望で意外だったのが、流行りの黒茶系のカラーではなく、「白い炊飯器はないのか?」という質問。確かに家電売り場は黒茶系のシックなラインナップ。
 
義父が白物家電世代というだけではなく、高齢者の目の機能低下で暗い色のものは認識しづらいからでした。
 
以上、関係者の皆様はご注意くださいませ。
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松元佳子