母が認知症の症状がまだ浅かったころ。
母は花が大好きで、
たくさんのプランターや大きな鉢がありました。
父も母もやたら花を育てまくる(笑)
そうして母の症状が進行し、父までも。
お花を育てる余力なし。
繊細な植物は淘汰され。
残骸が積もりました。
それを処分するのは本当に大変でした。
プランターや鉢と土でトラック何往復?!(深刻)

その時、両親のためにわずかに残した鉢植え。
世話もできないのに、
お金をかけた鉢やプランターを処分することに両親とも抵抗がありました。
そのため片付けや処分は両親が日中デイサービスにいっている間にやりました。
見えなければ、様子がわからなければ、
両親は気にならないようでした。
そうしてきれいに片付け見栄えよくなった鉢植えを両親に見せると、「綺麗になった!」と笑顔で喜んでくれたのでした。

そのわずかな種類、今でも残っているのは、
アロエ、ニラ、オリヅルラン、あやめ、彼岸花。
肥料はほぼなし。
それぞれ自由に自然のままに。
つまりこの場所に適性の高い生命力の強い植物の皆様。

ごく稀に花が咲きます(笑)
今年は彼岸花、咲きました!

ニラの花
毎年咲く可愛い花

花が咲くと両親に報告するのが楽しみで写真を撮るのです。
両親が植えたことを忘れてしまっても、その場で生を循環させる植物たち。

あら!紅白じゃない?!!!
何か良いことあるかしら(笑)
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松元佳子