認知症両親の顔つきでわかること。
ざっくりわけて3パターン。
①ふつう
・顔つきがしっかりして瞳に力があるとき
慣れ親しんだ父、母そのもののとき
ふつうに対応してほぼ大丈夫
受け答えもしっかりしている
②ぼんやり
・無表情で目が虚ろ
認知症の症状でぼんやりしているとき
声かけしてもぼんやりしている
心ここにあらず
眠っているような状態なので、
驚かせないよう、ゆっくり視野に入り、ゆっくり優しく声かけを何度かする。
反応が鈍いことが多いので、お世話は後にするか、ゆっくりからだの動きをみながらにする。
突然我に返り③混乱の状態になることもあるので、注意深く対応。
③混乱(興奮)
・表情が険しく不穏な雰囲気行動が出ているとき
認知症の症状で混乱し自分を失って本能的になっているとき
本能で危機を感じている様子で段階がある。
・脳内が混乱していて興奮しはじめる
・何かに反応し、気持ちが動揺し興奮が徐々に高まってくる
・混乱して興奮が高まり、暴言暴行動
安心してもらえるよう、言葉かけや動きを優しくなだめるような感じになるよう配慮する。
安心するようなアイテムなどがあれば使って様子をみる。
興奮がおさまらないような場合、おさまるまで物理的に距離を置く。
落ち着いてから、着替えなど必要な介助をする。
そんな感じで、認知症の親を尊重し合わせる。
認知症の親を観察し状態を見極める。
ふつうにこれまでのように接する。
それは認知症の親のためだけでなく、介助するわたしのためでもある。
自分ばかりがという被害妄想がわいてしまうのは当然。
心もからだもツライ。
いつだって精一杯なのだから。
しかしそれは自分の成長の一歩。
親の痛みを知ることは、
自分の痛みを知ることでもある。
きれいごとを言えば、
認知症の両親の状態を知ることで、
わたしの人生の学びが深まるということ。
どんな人生だったと振り返ることができるのか?
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松元佳子
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