親の看病や介護をすると感じてしまう罪悪感。
親に変化があるとき、決まってわきあがってきたように思う。
 
その罪悪感と向き合ってみると、
かなり漠然としたものだった。
 
例えば、
・世間体や常識
・自分の実力を過信した思い込み
・過去の呪縛
・毒親からの躾け
などなど
 
罪悪感は今の状況を何も解決しない。
親に対して自分は
何が出来るか?できないか?
自分の限界はどこか?(金銭、肉体、精神)
できないことは仕方ない。
 
それに親の人生は親のもの。
わたしは育ててもらったけれども
その恩は必ずしも親にかえさなくてもいい。
未来ある子どもたちに使ってもいい。
わたしの人生はわたしのもの。
自分の人生の責任は自分にしか背負えない。
まずは自分を整えることが大事だと今思う。
 
父が水頭症で手術入院することになり、
アルツハイマーの母を在宅介護するのはムリだと決断したとき、
まず自分ができることとできないことを優先した。
そしてそのうえで両親のために最善を尽くすと決めた。
その決断で良かった。
 
その後さまざまな経験を続けて今がある。
自分の力を過信することなく
謙虚な気持ちで自分が決めれば、
自分が決めたことだから頑張れる。
頑張れなくなったら、違う選択をする。
正しいか間違いかではなく、
やれるかやれないかを冷静に判断する。
それでいいとわたしは決めている。
 
認知症の親との向き合い方は下記リンクからどうぞ↓
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松元佳子