かれこれ8年前のブログ。
 
この年の夏。
実家に片道3時間以上にかけて通うのが
つらくなって引越を決断。
実家の近所に。
そのため夫は転職。
今振り返っても良い決断だった。

この頃父も少しずつ認知症が進みはじめ。
こどもがえりのようなわがままがひどくなった。

母を楽しませながら介助していると
父が自分もかまって欲しくて駄々をこねる。

面倒くさい親父!

その頃のわたしは、
とにかく母のことに精一杯。
父のわがままに邪魔され
気分は最悪。

あまりにもしつこく
邪魔して絡んでくる。

そういえば父は母親に
とても大切にされていたので、
わたしたち娘が
自分より妻を優しく世話していることが
我慢ならなかったよう。

わたしたち娘は
さんざん自分勝手に生きてきた
空気を読まない父が大嫌いだった。

なので父を
完全無視することもしばしば。

すると父は俺様を見ろ~!
的に定期的に病気になる。
いつもいつも。

それは今客観的に振り返ってみると
まぎれもない事実だったりする。

というわけで。
このときの父はソレ。
 
何が言いたいかというと。
その当時
こども帰りしている父に
こども帰りで反応している自分。
それゃ疲れたよね、わたし。

むしろわたしが親に認めて欲しかったし、
愛されてるって確認したかったのに。
逆ぎれされてたんだから(笑)
 
それを自覚できて
適切に対処できていたら
精神的にもっと楽だったのに!

相手と同じ土俵に立ってた。
無自覚に。

自分を客観的に見て
冷静に分析できたら
視点も俯瞰したものになる。
 
親子、家族の介護は、
幼少期からの思い込みが多くあるから、
感情が大きく動きそれがしんどい。
近い関係だから孤独も深まる。

その時自分の根っこにある感情が何か?
掘り起こして知ること
受け入れ慰めることができたら。
いろいろと割り切ることができるようになる。
無意味に感情に振り回されず、
ほどよい感情の起伏を楽しめる。
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松元佳子