4年前
母が一時的に入所していた有料老人ホームでの話。
有料老人ホームでは、
有料老人ホームの指定する病院の主治医の
訪問診療を受けるという条件がありました。
これまで長く診察していただいていた主治医
が変わるという不安は、相当大きいものでした。
けれども有料老人ホームの主治医は、
県内でも有名な認知症専門医だったので、
大丈夫だろうと思いました。
当時、講演などもされていたし。
けれども実際は、
その先生曰く、
「医師不足であちこちの病院から医師を頼んでいる」
ということでした。
おっしゃる通り主治医は多忙で、
昔からお付き合いのある患者さんとのご縁を大切にされており、
急患が多く代理の先生が来ることがほとんど。
それも仕方のないことだと思うことにしました。
でも。
そうはいっても。
主治医の代わりの医師は、
認知症専門医はおらず、
内科とはいえ、
専門がさまざまで、
当たり前だけど、
いや当たり前でいいのかどうか?だけど、
母と真剣にコミュニケーションをとるというか、
診察で真摯に向き合う姿勢というか、
そういうのが見えない医師がほぼ。
なかには、
高圧的で自分の勝手な判断を
押し付けてくる医師がいました。
頭はよくてもコミュニケーションを
とらない、とれない医師。
患者の話を一切無視。
相槌くらいはうっているけど、
聞いてなかったのか?
という診断。
怖ろしい。
しかも自分から
「わたしは厄介者扱いされていて、
今の先生にやっと拾ってもらったんです」
というようなことを、
患者家族のわたしに平気で言う。
信じられん!
すぐさま医師やめろ!
帰れ!
とわたしはこころの中で思いました。
という医師がいる一方で。
ジェントルな老齢の医師がいらっしゃいました。
物腰柔らかく、
丁寧に母と同じ視線の高さで向き合い
優しく診察してくださる。
母も落ち着いて穏やか。
わたしの不安や気になることを
その先生はできることできないことを
わかりやすく説明してくださる。
とても安心しました。
ずっとこの先生だったらいいのに!
そう思ったので
直接その先生に言ってみましたが、
ローテーションがあるとのこと。
それでも先生は断ることはなく、
きっと努力してくださったように思います。
なぜなら、ときどき母の診療の日にいらっしゃったから。
主治医が頻繁に入れ替わる
訪問診療しか受けられない
有料老人ホームは
危険がいっぱい。
危険とは、
先日書いたこの当時(4年前の有料老人ホーム)の話
施設や主治医との最初の話とかけ離れた看護師の対応。
こんな思いは二度としたくない!
現在の両親の主治医は、
信頼してお任せできる方です。
人によって、
こんなに違いがある!
みなさまお気をつけください。
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松元佳子
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