認知症両親の介護は、自分を含めて誰でも彼でも何もかもにがっかりすることの連続でした。

「何もかもうまくいかない!」
と、絶望することもしばしば。

日々想定外の出来事が怒濤のように押し寄せます。
いい年して、こんな苦労や苦痛をあじわうなんて!

ヒドイ!ヒドイ!ヒドイ~~~!!!
と、絶叫しながら倒れる!
そんなイメージwww

そういうとき包容力のある素敵な先輩方に泣きつくとこう言われます。
「そんなに片意地張らないで、リラックスして、手を抜きなさい。人の手も借りれるだけ借りなさい。楽になるから。」

言われたその時は、
「それはそうかもしれないけど、現実的にムリ!したくても出来ない!」
と信じて疑わなかったし、頑なに決めつけていました。

でも今になってみれば、そのことがよくわかります。
スゴ~く、よ~くわかる!笑笑

親の介護って、
人間はそれなりに年を取ったらがっかりすることの連続だぞ!
不自由なことが増えるんだぞ!
ということを知り、
そのがっかりは、どうしたら良いかしら?
って過程を知り経験することで、
年を取ることを楽しめるようになるのですよね。

その過程で知ることは、
・カラダの機能や使い方、リハビリやマッサージのやり方、緩め方、自分の限界
・こころの変化、なだめ方、考え方を変えること、視点を高く広くもつこと。

それで日々味わう苦痛を誰かと話し合って改善していく。
そして楽になる。
楽になれば、楽しくなる。
ようやく50にしてそういうことを理解しました。

自分を最優先し、カラダや気持ちと折り合い整えることに時間やお金をかけることを大切に。
片意地はらずにゆとりを持つとは、こういうことだったんだな!
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松元佳子