50代で若年性アルツハイマーを発症した母もすでに25年経過。
そんな母に頼りきって家のことにお構いなしだった父も80を過ぎ。
わたしが両親のお財布係をするようになって、10年くらいたったような気もする。
 
昨年妹次女の義母が亡くなって、わたしと妹次女は両親の先のことが自分たちのプレッシャーになってきました。
親のことはもちろんですが、自分たちだっていつなにがあるかわからない年代であるし、ご時世のこともある。
とかなんとか理由はいくらでもあげられますが。
 
要は、「両親のお葬式、どこでしたらいいの?」問題!
 
準備の良い一般的な(笑)ご両親をお持ちの方は何の心配も不安もないことでしょう。
しかしわが家は違う!www
 
父は自分の母親(わたしの祖母)の介護の話をわたしが聞いたときに、「縁起が悪い!お母さんが可哀想!」といってわたしを叱った人。
祖父は、そんな父を見越して何から何まで手帳に指示を残していたと叔父(父の弟)から聞いている。
そんな父をいそいそと支えていた母とは、このような話をする時間は持てなかった。
 
本来昨年中に、鹿児島市内の葬儀事情を調べ、見学説明会などあれば出席しようと妹次女と話していたのですが、家族の用事に忙殺されできず終い。
昨年末実家のポストに葬祭のチラシが入っていたので、電話連絡の上説明会に行きました。
 
内心、「売り込みだけされて詳しいことは聞けないのでは?」と思っていたのに、あてが外れてラッキー。
聞きたかったことは聞けました。
 
そのとき、担当になってくださったベテラン女性のお話しがとても共感できるもので、またとても親身にわたしたちの話を聞き、ときにご自身の経験を多数交えてお話しくださいました。
時間を気にすることなく、じっくり丁寧に話を聞いたりしたりする安心感に大満足。
 
まだ生きている親や自分の葬儀について考えるなんて縁起でもないという父親を反面教師に、葬儀場を決めるておけばいざというときに(人の死は予測できない)本当に安心、むしろ縁起物だと思いました。
 
これまでさまざまな「死」の場面で、葬儀裏の家族のあれこれをしっかり見ました。
良かったこと、悪かったことも、揉め事のあれこれ、騒動など。
 
そうして、いざというとき冷静でいられない自分を想定するのは自分への優しい思いやりだし、ひいては周りも安心というもの。
費用ややり方について具体的に妹たちと話し合い決めながら動き、不安や心配を安心に変えていく。
 
自分にかかる余計なプレッシャーをひとつでも軽くするためには、もやもやすることをひとつひとつ減らしどうするか決めていくことが大事。
縁起でもない話をしないほうがよっぽど縁起でもない!
むしろ縁起物のお守りが増えて安心!
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松元佳子
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