旅のことばカードから私の話を書くブログシリーズです。
旅のことばとは?
カードの16から32は[家族のことば]です。
認知症両親と家族に寄り添ってきたわたしのことばを綴ります。
【切り替えの工夫27】
一時的な感情を抱え込まず、うまく水に流す。
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介護をしているなかで、ついイライラしたり感情的になったりすることがあります。
そのとき
負の感情やストレスを自分のなかにしまい込み、積み重ねてしまうと、いつか抱えきれなくなって爆発してしまう恐れがあります。
そこで
自分なりに気持ちを切り替える工夫をします。
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・若年性アルツハイマーだった母
・脳血管性認知症を発症した父
わたしの切り替えの工夫は、音楽です。
そしてその音楽の聴き方にポイントがあります。
在宅介護をしていると、しなければならないことは次から次へとあり、自分の時間をとることが難しいのが現実です。
そんなとき、お気に入りの音楽をひとりで存分に聴く楽しみを見つけました。
イヤホンで小型ミュージックプレーヤー(わたしの場合はipod)でお気に入りのアーティストの音楽をほんの少し大きめの音量で聴くことです。
ポイント①
イヤホンをすることで、音楽だけが耳から入ってきます。すると、それは自分だけの空間をつくることになります。
聴覚を音楽に絞ることで、音楽の世界観に入りやすくなり、自分の大好きな世界に癒されるというわけです。
ポイント②
五感のひとつ聴覚だけを自分のものにできるので、必要な作業(掃除洗濯などの家事全般)に逆に没頭しやすく、はかどりやすくなります。
ポイント③
音楽に集中すれば、介護のぐるぐるネガティブな思考から離れることができます。
ポイント④
鼻歌を歌えば、喉のあたりのもやもやがスッキリします(笑)
「声を出す」と呼吸が深くなりやすいので、精神的に安定しやすくなります。
ポイント⑤
悲しい曲で涙を流したり、ノリノリの曲でわくわくしたり、穏やかなヒーリングミュージックで癒されたり、その時の気分に合わせて、自分に優しくなれます。
この切り替えの工夫は、すっかり病みつきになりました(笑)
音楽を聴くことに、ポジティブな思いがあるならなおさら有効です。
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松元佳子
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